タイヤインプレの前に現在、使用している他のタイヤと比較してみます。
銘柄、サイズ、重量、転がり抵抗(8.3Bar)の順
クリンチャータイヤはラテックスチューブ込、転がり抵抗
旧)Schwalbe One クリンチャー 700×25C 323g 10.8W
※)Schwalbe One チューブレス 700×23C 333g 11.8W
新)Continental GP5000 チューブレス 700×25C 300g 8.3W
タイヤ2本で46g、転がり抵抗で5.0Wのダイエット(苦笑)
タイヤシーラントの重量は含んでいません。
1.他のタイヤとの違い
ビート部の厚みは一番、厚く最も軽い。15〜17Cのホイールではホイール形状によって、脱着に苦労するかもしれません。Schwalbe One 23Cチューブレスよりも軽いのは、驚きですが最新のチューブレスタイヤとしては、普通の重量です。
同じホイール(19C)でタイヤの太さ(総幅)が
Schwalbe One クリンチャー27.4mm → GP5000TL 25.8mmと一回り細くなりました。
この辺りは最新のタイヤらしく空気抵抗も考えているんでしょうね。空気抵抗としてはタイヤ総幅がリム総幅△1〜2mmが理想とか。少し細いから軽いんですね(苦笑)
リム幅としては17~19Cに最適化されているようですが、アメリカでは空気抵抗減を重視し、よりワイドリム化が進んでいるようです。同じ太さのタイヤでもリム幅が広くなればタイヤの総幅も太くなり、転がり抵抗減につながりますが・・・
2.テスト機材(自転車、ホイール、空気圧、ルートは同一)
・自転車 : 本中華2号
・ホイール : ALEXRIMS CXD4 19C 外幅24mm
・比較タイヤ : Schwalbe One クリンチャー 700×25C ラテックス
・空気圧 : F 7.5bar、R 7.5bar あえて
・ルート : アップダウンを含む約70㎞
・乗った人 : 体重 80kg ^^;
3.乗り心地、走行感など(あくまでも個人的な印象です)
Continental GP5000TL>Schwalbe One クリンチャー
・漕ぎだし
GP4000Sのようなモッサリ感無し、軽さはシュワルベ Oneと同程度で軽い漕ぎ出し。
・フロントタイヤの接地感
シュワルベOneの10%増しのような感じ。コーナリング時でも安定感が有りますが、逆にパイロンスラロームなど、素早く切り返す時は、若干、軽快感に欠けます。安心感は有りますが・・・。タイヤグリップは申し分ありません。
・乗り心地
5mmくらいの段差、舗装のヒビ割れは、全てタイヤが吸収してくれるような快適な乗り心地。ただ5mm以上の段差の衝撃吸収はシュワルベ Oneが上。この理由が、あとで解ります(謎)
シュワルベOneは、チューブレスも含め少し乗り心地重視に振られている感じがします。チューブレスの乗り心地はクリンチャー、チューブラーと違った独特の感じです。
タイヤの可動域ではクリンチャータイヤよりもスムーズですが、チューブラータイヤのように上質でシルキーな乗り心地では、ありません。
・30km/h近辺の速度維持
明らかにシュワルベ Oneよりも楽で、転がり抵抗減を実感できます。
タイヤの変形が少なく、登り易く感じました。この辺りは柔らかさの中に芯がある、乗り心地も含めて設計されているんでしょうね。乗り心地を改善しつつ、過重がかかった時の駆動力は落とさず、GP4000S並みに維持。
コンパウンド、タイヤケーシング、ビートがContinentalなりに最適化されているんでしょうね。
3.総評
意図的にフロントタイヤの空気圧をリヤタイヤと同じ空気圧で走りましたが、乗り心地重視なら、フロントタイヤの空気圧をもう少し落とせば良いと思います。
転がり抵抗は旧タイヤよりも低く、約70km走行後の脚の疲労感は少なく、いつもよりお尻も楽でした(笑)
リヤタイヤの空気圧は、私の体重にベストマッチングで快適そのもの。
ほとんどの自転車がリヤ過重なので、まずリヤタイヤの空気圧を決めてから、フロントタイヤは、その空気圧から少しづつ落とし、乗り心地が我慢できて転がりも満足できる空気圧に設定しています。
テスト当日は、旧タイヤをテストした時よりも気温も低く、体調も含めて同条件とは言えませんが、Aveで+2km/h、最高速を記録する下り坂でも+2km/hを記録しました(苦笑)
久しぶりのContinentalタイヤ、5年ぶりのタイヤ交換、新時代を感じました。
ロード用チューブレスでは先駆者のシュワルベもOneの新作を先日、発表しました。
モチベーション、パフォーマンスアップにタイヤ交換、おすすめです(^^)