タイヤインプレの前に再度、考察・・・
まずは体重測定。いずれも実測値です。
Schwalbe One Tubeless700×23C@333g
Hachison Fusion2 700×23C@290g
※参考 Continental GP 4Seasons 700×28C@284g
Bicycle Rolling Resistance 他を参考に転がり抵抗、チューブ込みの実測重量を一覧にしました。
本中華1号でタイヤをContinental GP 4Seasons28CからSchwalbe One クリンチャー 25Cに変更した所、AVEが約2km/h向上しました。重量△71g、転がり抵抗で△1.9W。
今回はColnago EPSのタイヤをHachison Fusion2 Tubeless 23CからSchwalbe One Tubeless 23Cに変更。重量+43g(^^;;、転がり抵抗△3.9W(^_^)の効果は如何に?って所ですね(苦笑)
1.他のタイヤとの違い
Hachison Fusion2のトレッド、サイドウォールの厚みはSchwalbe Oneの2/3くらい。こりゃ~軽いはずですね(^_^; 減っていますが、まだトレッドにはゴムのポツポツが残って新品に近い状態です。サイドウォールが薄い分、Fusion2のほうが乗り心地は良いかも?と思いましたがタイヤにエアーを入れてサイドを指で挟んでみると同じ柔らかさ。空気圧は、もちろん同じです。タイヤ各所のゴムの厚みは4Seasonsとほぼ同じ感じ。タイヤが新品と言う事を差し引いても期待を感じさせます。
2.テスト機材(自転車、ホイール、空気圧は同一)
・自転車 Colnago EPS 2009
・ホイール Campagnolo Shamal Urtra 2Way Fit 15C
・タイヤ Schwalbe One Tubeless 700✖23C 333g
・比較タイヤ Hachison Fusion2 Tubeless 700✖23C 290g
・空気圧 F 7.5bar、R 8.0bar
・乗った人 体重77kg
2.乗り心地、走行感
Schwalbe One >≧ Hachison Fusion2
走り始めて数十m、こりゃ~、全く別物のタイヤですね(@@;)タイヤの良さが、すぐわかります。Schwalbe One クリンチャー+ラテックスチューブと似ていますが違う・・・。タイヤの接地感は有るのに漕ぎ出しのモチモチ感が無くスピードがグングンのって行きます。Fusion2が軽い走行感の割にスピードが乗らないように感じるほど・・・。乗り心地は、素晴らしいの一言。走行音が小さく、Fusion2で跳ねていたギャップもすんなり吸収、ひび割れた路面でも驚くほど振動が少なく全く不快感がありません。23Cで、この乗り心地、転がりの良さ・・・。25Cは、要らないんじゃ無いか?と思えるほど。実際に本中華1号のクリンチャー版Schwalbe One 25Cよりも乗り心地は優れています。おまけに転がり抵抗が少なくクリンチャー版同様、良く転がりスピードの維持も楽です。
コーナリングはスムーズでFusion2と較べタイヤの接地感、グリップ感が有りギャップにも強いので安心感は遙かに上。不安無くコーナーを攻める事が出来ると思います。
Schwalbe、恐るべし・・・。Schwalbe Oneの本命は明らかにTubeless?(謎)
3.総評
軽~~く約25kmほど走ってAVEを見て、ぶったまげました。後半は、ゆっくり流したのですが、このタイヤ凄いですね。EPSは本中華1号に較べ車重で2kg軽く新品のタイヤ、体調、気象条件を踏まえても優秀なタイヤだと思います。唯一の難点は脱着性、クリンチャー版と較べると雲泥の差があります。タイヤ重量は有りますが、その分、トレッド面は厚く、クリンチャー版よりサイドウォールの厚みは充分で耐パンク性に優れていると思います。過去に使ったIRC Formula Pro Tubeless RBCC Soft Compound並の強力なグリップにも関わらず軽い走行感、Fusion2を超える乗り心地を備えています。
昨年、UCI World Record 51.852km/hを樹立したタイヤが、このSchwalbe One(チューブラー版)です。Schwalbeはドイツの会社、韓国 Swallowという会社のブランドと囁かれているようですが真相は、こちら(苦笑)
どんなタイヤも履いてみなけりゃ自分好みのタイヤか判りませんね。今回のタイヤは交換して◎でした。スピードアップには、やはり転がり抵抗が少ないタイヤが有効のようです。