テネレ700を購入して約2年3ヶ月、走行距離は約28,000kmに達しました。
昨年末からリヤブレーキパッドがかなり摩耗して気になっていたのですが、やっと重い腰を上げてブレーキパッド交換。
ブレーキパッドは純正品を使用しました。
社外品にするか純正品にするかで迷ったのですが、
・リヤブレーキはコーナーでの姿勢制御、普通に停車するときもフロント:リヤ 9:1の割合でブレーキング。
・制動力に関しては余り気にしていない。ブレーキタッチ、コントロール性、制動力も充分、メタル系のシンタードパッドに比べるとディスクローターへの攻撃性が少ない。
などの理由から純正品を選びました。社外品と比べるとややお高いですが・・・
純正リヤブレーキパッドキット(1台分)
品番 :BW3-F5806-00 部品名称: ブレ-キパツドキツト 2 購入時価格:5,830円(税込)
純正はレジン系のセミメタルですね。摩耗インジケーター付です。
※ブレーキ周りは重要保安部品です。作業は自己責任でお願いします。バイク屋さんでの修理、交換をおすすめします。
リヤブレーキパッドの交換作業
※今回はブレーキパッドのみ交換しています。
サービスマニュアルを読むとリヤホイールを外して作業せよと明記されていますが、リヤホイールの脱着を行わずに作業しました。
(作業前)
ブレーキキャリパーのピストンがせり出して、ブレーキパッドが辛うじて残っている状態でした💧
1. クリップピンを外す
ラジオペンチなどで上方に引き抜きます。
2. パッドのガイドピンを外す
ポンチとハンマーなどを使ってオートバイ後方から見て右側→左側に外します。
※ガイドピンの根元にピン抜け止めの割りワッシャーが入っているので、かなり強く叩かないとピンが抜けません。
(ブレーキパッドを取り外した状態)
せり出したブレーキキャリパーのピストンを戻すには
取り外したブレーキパッドなどでブレーキローターをテコにしてピストンを戻します。
(ブレーキパッドの取付)
※摩耗インジケーターが当然ながら残っています(苦笑)
1.ブレーキパッドの取付
ブレーキパッド面(ブレーキローターとの接触面)に油分を付着させないように取り付けます。パッド面、ブレーキローターに油分が付着すると全くブレーキが効きません。
ブレーキパッド進行側はブレーキキャリパーに引っかける形になっています。
2.ガイドピン、クリップピンの取付
ガイドピンを外した逆の手順で取り付けます。長めの丸棒とハンマーを使って押し込みます。
ホイールを外さずに作業するとスポークが邪魔して、やりにくいので注意して下さい。ガイドピンは必ずクリップピンが刺せる位置まで押し込むこと。
ガイドピンをラジオペンチでつまんで、クリップピンを写真のように刺せるように調整します。
(確認作業)
ブレーキパッドがブレーキキャリパーの定位置に収まっているか確認します。
横から見てブレーキキャリパーからブレーキパッドが異常にはみ出ているときは取付不良です。
(作業後、ブレーキペダルを数回、踏んで遊びを少なくする)
これを忘れて最初にリヤブレーキを踏むと遊びが多いので深く踏み込む事になり「ブレーキが効かない」と焦る事になります。
ペダルを数回踏むことでブレーキの遊びが自動調整されます。
(作業時間)
作業時間は、慣れれば15分くらいで終了します。
(取り外したブレーキパッド)
新品のブレーキパッドには「摩耗インジケーター」が付いていますが、それ以上に摩耗が進んでいました💦 残り1mmも無かった・・・(^_^;)
昔のオートバイでは約1万kmぐらいで摩耗、交換していたので、良く長持ちしたと思います(苦笑)
フロントブレーキパッドは、まだまだ持ちそうです。
フロントは、もう少し制動力を上げたいので社外品のメタル系シンタードを使う予定です。