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ヤマハ Tenere(テネレ)700 - ミシュラン アナキー アドベンチャー(ANAKEE ADVENTURE)レビュー

昨年12月にTenere(テネレ)700のタイヤが摩耗したので、純正装着のピレリ SCORPION RALLY STRからBMW R1250などで、純正装着されているミシュラン アナキー アドベンチャー(ANAKEE ADVENTURE)に前後共、交換しました。

タイヤを選ぶ時に参考したサイト

https://www.chapmoto.com/blog/motorcycle-gear-guides/adv-motorcycle-tires/

( フロント90/90-21 )

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( リヤ150/70-18 )

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約6,000kmぐらい走行したので、レビュー。

タイヤサイズ、空気圧、足まわりのセッティングも同一条件です。

 あくまでスコーピオンラリー STRとの比較になります。

乾燥舗装路での操縦性 : 特に変化なし。あえて言えば旋回するときに若干、倒し込み、引き起こしが重くなってタイヤの接地感が向上。

道路の縦溝( グルーピング )ではスコーピオンほど神経を使いませんが気になりますね。

試しに伸び側減衰力アジャスターを右( ハード側 )に1クリック(ノーマルから+2クリック)

スコーピオンラリー STRの時は、かなり変化があり2次旋回(立ち上がり)時のアンダーステアが激減、ほぼニュートラルステアになるほどの変化がありました。

しかしアナキー アドベンチャーでは、ほとんど変化なし・・・

タイヤが操縦性の主導権を握っている感じがします。サスがへたった?

後述する乗り心地と関係があるのかもしれません。

雨天時舗装路での操縦性:安心感は若干、アナキー アドベンチャーのほうが上。

非舗装路での操縦性:小砂利の浮いたフラットダートを走行してみました。

全く同じフラットダートではスコーピオンラリーSTRのほうがタイヤの接地感がアナキー アドベンチャーより好印象です。

林道をトコトコ20~30km/hの速度で流す分には舗装路指定の空気圧で走れないことは無いですが空気圧を落とした方が賢明な感じです。

オフロードではビッグオフ、4サイクル車は2サイクル車とくらべ特に下り坂でフロントタイヤが流れやすい。

リヤならまだしも急にフロントが流れると転倒を防ぐために足で地面を蹴り上げる・・・(^_^;)

なのでフロントタイヤにオフ寄りのタイヤを履きたいところですが、舗装路:非舗装路の走行比率が80:20の走行パターンだと舗装路での操縦性、グリップ、摩耗を考えるとアナキー アドベンチャーかなぁ・・・

舗装路:非舗装路の走行比率が70:30の走行パターンだとスコーピオンラリーSTRでしょうか。

乗り心地 : 2〜3㎝の舗装段差・うねりの乗り心地向上。リヤよりもフロントの、しなやかさをより感じます。

タイヤの騒音 : 一般道、高速道路ともに直進時の騒音は減少、静かですが少しバンクさせるとスタッドレスタイヤの音に近いタイヤノイズが発生します。

一般道でもトンネル内でバンクするとはっきりわかるレベルの音。音質がゴーッというよりシャーといった高周波系で、やや耳障りな音ですねぇ。

スコーピオンラリーSTRの音は普通のオフタイヤと同じゴーッ、低周波系の音質で耳に馴染んでいる音?なのと音量もやや控えめでバンクさせても気になりません。

燃費 : タイヤが摩耗していたからか、交換後は若干、燃費が良くなりました。

総評:全体的にスコーピオンラリーSTRと比べると、しっとり感が出て、軽快感がやや減る感じです。

方向性としてテネレ700では、アナキーアドベンチャーを履くとオンロードツーリング性は増しますが、スポーツ性が少し減るみたいなキャラクターに変わります。

このあたりは好みも有るので、どの方向性に持ってゆくかですね。

ヤマハがテネレ700の純正装着タイヤとして、スコーピオンラリーSTRを選んだ意図も何となくわかるような気がします。