☆ Everyday bicycle life(毎日自転車生活) ☆

自転車・オートバイに関わること全般を気ままに書いてます(^^;

自転車 温度帯別レイヤリング

温度帯別レイヤリング一覧表を作ってみました。

運動強度、年齢、天候等によってレイヤリング(積み重ねる)は異なってきます。個人の覚え書用に作成しましたが逐次、変更する予定です。無理せずマイペース走行が主体です。

実走行後、その日のレイヤリングデーターを元にExcelで作成しています。

基本、半袖ジャージ、インナーウェアで温度調整、温度によってアームウォーマー等を追加する形を取っています。このほうが費用も掛からず温度調整も容易になります。

インナーは紫外線対策で長袖もしくは七分丈を使用。

レイヤリング、難しいですが温度帯別レイヤリング一覧表をWordやExelで作っておくと「今日は何を着て行こう?」って迷わずに済むので、お奨めです(^_^)

(クリックすると拡大します)

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2015年9月16日現在

・使用インナー

 春・秋  おたふく手袋 ボディタフネス ハイネックシャツ

      OUTWET EP3

      おたふく手袋 ボディタフネス ロングタイツ

      SKINS ロングタイツ

      裏起毛アーム・レッグウォーマー

 夏    おたふく手袋 ボディタフネス 冷感ハイネックシャツ

      OUTWET LP1

      おたふく手袋 パワテコ 冷感七分丈パンツ

      おたふく手袋 ボディタフネス 冷感 パワーストレッチ ロングパンツ

      おたふく手袋 冷感アームカバー

 冬     XTTERA HOT XTTERA ハイネックシャツ

       OUTWET WP3 Zip

       XTERRA HOT XTERRA ロングタイツ

       Monbel ジオライン クール メッシュ(重ね着、ミッドレイヤー用)

       Pearl Izumi インナーウォーマー

      ハーフ・フルシューズカバー

・使用ソックス

 春・秋  おたふく手袋 絹の力

      CRAFT コンプレッションソックス

 夏    X-Socks  BIKING ULTRA LIGHT

 冬    おたふく手袋 サーモソックス

 ・使用アウター

 春・秋  Pearl Izumi ウィンドベスト

 冬    Pearl Izumi プレミアム ウィンドブレークジャケット(0℃帯)

      Pearl Izumi ウィンドブレークビブタイツ(5℃帯)

・夏専用ジャージ(酷暑用)

      ASSOS SS13 Summer Jersey

      Pearl Izumi UVフレスコJersey

・レインウェア

      Monbel ドライライトテック バイシクルレインジャケット・パンツ

インナーウェアは自転車に限らず普段着としても使っていますが快適です(^^;)

Michelin ラテックスチューブ

Panasonic R’AIRを使ってきましたが、こちらにこんな記事が・・・

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Panasonic R’AIR、最強のチューブだと思っていましたが・・・。転がり抵抗はラテックスチューブには、かなわない・・・。同じ軽量ブチルチューブのContinental Race 28 Lightと同等です。

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一般的なブチルチューブとラテックスチューブとで、どれだけ違いが出るか?はこちらの記事が参考になります。

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同じ自転車、ホイール、空気圧100psi /6.9bar、同じ地点から下り、GPSで6回計測した平均値。Michelin Pro4 Service Courseのデーターに注目して下さい。チューブ交換だけで到達距離6.06m、Ave 0.67km/h、Max 1.02km/h向上していますね。

私が使ったタイヤで比較してみると

(プリロード42.5kg、速度29km/h、空気圧120psi / 8.3bar)での必要W数)

  R’AIR(W) Latex(W)
Continental GP 4Season 700×28C 260g    13.2     -
Schwalbe One 700×25C 225g    11.5    10.8

※4Seasonの数値は推定値(Continental GP4000と同程度のようです)

転がり抵抗が1.7W減少した事により平均スピードがアップ!

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大して違いが無いように見えますが組合わせるタイヤ、上り下りを含めたコースで乗り味を含めて違いを実感している私としては0.7Wの違いに興味津々です(笑)

前置きが非常~~に長くなりましたが選んだラテックスチューブは、Michelin AIRCOMP Latex 実測重量84g(バルブキャップ込み)@3.280円(2本セット)

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SOYO、Vittoriaからもラテックスチューブは発売されていますがSOYOは、さすがにお高い、Vittoriaよりも品質が安定していると言われるMichelinを選んでみました。ただバルブコアが外れずチューブにシーラントの注入が出来ません。SOYO、Vittoriaのラテックスチューブはバルブコアが外せるようです。

しか~し、これを使えばOKです(笑)チューブ交換できない人、急いでいる時は応急処置ですがパンク修理が可能です。大きい穴には✖、確実性を求めるならチューブ交換ですね。

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左:Hutchinson Fast’air@1.512円、右:マルニ(Maruni) QUICK SHOT@1.009円

どちらもバルブコアを外さず簡易パンク修理、サイズ的にもコンパクトでツール缶にも収まります。Hutchinson Fast’airは持っていますが実際に使った事は有りません・・・(^^;;

チューブラー、チューブレスタイヤにも使えるようですが・・・

参考サイト

ヴィットリア ラテックスチューブのお話

http://www.vittoriajapan.co.jp/topics/2013/05/20/01-3/

ヴィットリア純正シーラント剤「PIT STOP TNT EVO」のインストール手順

http://youtu.be/m9yZ5uSgFEM

シーラント剤 定期的な補充が必要、リムを傷める物も有るようです。

http://goo.gl/uxhX1D

天候不順の為、インプレはいつになる事やら・・・(´Д`)

ロードバイク クリンチャーVSチューブレスタイヤ

自転車用タイヤにはチューブラー、クリンチャー(一般的なチューブ入りタイヤ)、チューブレスタイヤなどが有りますが今回は改めてクリンチャータイヤとチューブレスタイヤを比較してみる事にしました。

チューブラータイヤは普通の人がパンク修理、脱着作業を行う上で問題が多い事から除外しました。昔は、これ一択だったんですけどね・・・

7年前、ロードバイク用のチューブレスタイヤ、対応ホイールが発売され乗り心地、転がり抵抗が少ない、パンクに強いと言う謳い文句の影響から新し物好きの私は一気に飛びつきました(^^;)交換してみると乗り心地は良いし良く転がる・・・。時代はチューブレスタイヤだ!と確信していました。しかし・・・

車やオートバイに乗る人にとってはチューブレスタイヤが常識でしょ?と思われるかもしれませんが自転車の世界は複雑です(笑)自転車の動力源は人ですしパンクする率も比較的高い傾向にあります。車やオートバイはパンクしづらい、パンクしてもスペアタイヤに交換すればOK(苦笑)走り続ける為にロードバイク乗りの人は、殆ど現場で修理している現状です。

今回は、こちらのサイトの記事を参考に私なりに転がり抵抗、耐パンク性などについて考察させて頂きました。ホイールは同一、タイヤは同一メーカー、最新の同じ銘柄でクリンチャーとチューブレスタイヤ、Schwalbe One 700×25Cで比較しています。

1.総重量(ホイール、タイヤ、チューブ等を含む重量、耐パンクシーラント無し)

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・Schwalbe One チューブレス 1.344g

・Schwalbe One クリンチャー ラテックスチューブ 1.323g

・Schwalbe One クリンチャー ライトチューブ 1.313g

・Schwalbe One クリンチャー スタンダードチューブ 1.343g

タイヤ重量は漕ぎ出しの重さに直結しますがチューブレスタイヤが重いと言う常識は有り得ませんね。スタンダードチューブとの比較では、ほぼ同じです。

2.転がり抵抗(プリロード42.5kg、速度29km/hでの必要W数)

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チューブレスタイヤはクリンチャータイヤと較べて転がり抵抗が有利と言われてきましたが空気圧120psi / 8.3barでもその差は0.5W(クリンチャータイヤ、スタンダードチューブと比較)、微々たるものです。クリンチャータイヤにライトチューブ、ラテックスチューブを使用すると立場は逆転、かなり転がり抵抗が軽減されます。ラテックスチューブとチューブレスタイヤを比較すると120psi / 8.3barでは1W、低圧の60psi / 4.1barでは2.1W違ってきます。2011~2013年、世界選手権個人TT(タイムトライアル)チャンピオンのトニー・マルティンが好んでクリンチャータイヤを使うわけです。

 チューブレスタイヤで時速29km/h、空気圧60psi(4.1bar)と120psi(8.3bar)とでは、一輪あたり4.5W、前後合わせると9.0W違います、スピードが半分の14.5km/hでも一輪あたり2.25W、前後合わせると4.5W違います。実際には前後の荷重バランスが4:6と考えても一輪当たり僅か2W違っても体感上は大きく感じるはずです。特に体重の重い人は・・・(苦笑)

こちらは、やや古いデーターですが・・・

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ちょっと騙されてた感がありますね(苦笑)どのサイトをみても転がり抵抗が優れているのはContinentalのクリンチャータイヤ。競っているのはSchwalbe、Continental GP4000Sが登場する以前はVittoriaのタイヤが優れていたようです。Continental GP TT、さすがTT(タイムトライアル)用のタイヤ、使ってみたくなりますね(^_^;

低圧で太めのMTB用タイヤでは圧倒的にチューブレスタイヤが有利です。

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3.耐パンク性

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 これもチューブレスタイヤよりもクリンチャータイヤのほうが耐パンク性が優れています。チューブレスタイヤは構造上、エア漏れを無くす為にタイヤのビート(タイヤがリムに嵌まる部分)が丈夫に作られています。タイヤ重量をクリンチャータイヤと同等にする為には他を削る必要が有ると思われます。トレッド(タイヤ接地面)を削れば当然、耐パンク性は落ちますね(苦笑)ただ最新のチューブレスタイヤはクリンチャータイヤと同等の耐パンク性を有しています。Schwalbe One TubelessとSchwalbe VGuard Clincher のFlat Testを比較してみて下さい。

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ロードバイクで、ちゃんと空気圧管理をして普通の舗装路を走る分にはクリンチャータイヤの耐パンク性で充分では?特に自分でチューブ交換が可能な人なら、そんなに耐パンク性を重視しなくても良いのでは?むしろ転がり抵抗、乗り心地に振ったタイヤの方が幸せになれるのでは?と思います。

チューブレスタイヤは異物が刺さってもエア抜けが遅い、チューブが無いのでチューブの嚙み込みパンクが無いというメリットも有ります。多くのチューブレスタイヤがパンク防止剤(シーラント)注入を推奨していますがビートからのエア漏れ防止、耐パンク性の向上の為と考えると今のチューブレスタイヤはチューブレスじゃ無くチューブレスレディ(準拠)そのものです。シーラントはリムにダメージを与える物も有ります。

自分でチューブ交換が出来ない、極力、パンクのリスクを減らしたい方にはチューブレスが良いと思います。クリンチャー、チューブラータイヤはチューブが有るからパンクするわけでチューブの無いチューブレスはパンクに対して最も強いと考えられます。突き刺しパンク以外では・・・(苦笑)チューブはタイヤほど耐パンク性は有りません。

4.乗り心地

チューブレスタイヤの乗り心地を凌駕するクリンチャータイヤは、たくさん有ると思います。Michelin Pro4 Service Courseなど。チューブを軽量でしなやかな物に替えれば乗り心地の向上、転がり抵抗の軽減も得る事が出来ます。先日、本中華1号のタイヤをSchwalbe One クリンチャーに交換しましたが乗り心地の良さに驚きました。

5.脱着性

チューブレスタイヤの脱着はタイヤビートを強力に作ってある為にクリンチャータイヤと較べたら・・・。皆さん、苦労されているようですね(^^;; パンクしてもチューブ交換さえすれば、すぐに走り出せるクリンチャータイヤに分があると思います。私自身、チューブレスタイヤを履いた自転車に乗る時にも念の為、必ずチューブを携行していますが、本末転倒のような気もします。

6.コスト

クリンチャータイヤに較べるとチューブレスタイヤは1本当たり2.000円は割高。チューブを買っても耐摩耗性を考えても掛かるコストは高くなります。クリンチャータイヤは星の数ほど製品が豊富で用途に合った選択肢も拡がります。

 7.まとめ

転がり抵抗が低くて乗り心地が良くてパンクにも強いのはチューブレスタイヤと刷り込まれて?いましたが実は違っていたのですね(; ̄ー ̄川 

私は以上の事から現状ではクリンチャータイヤ+軽量・ラテックスチューブを選択します。

最後に

チューブレスタイヤのメリットが生かされるのは空気圧が低く太いタイヤ、チューブの嚙み込みパンクの心配が無い荒れた路面を走行する場合。低圧でも比較的転がり抵抗が少なく自動車、オートバイ、MTBでは、そのメリットが生かされますが空気圧が高く細いロードバイクでは転がり抵抗、重量に於いて余りメリットがありません。Michelin、Continental、Panaracer、Bridgestone等の大手メーカーさんがロードバイク用チューブレスタイヤを発売していませんし、これからもその可能性は低いかもしれません。チューブがパンクするクリンチャータイヤはメーカーさんの大事な収益源となりますからね(苦笑)

いずれチューブレスタイヤがクリンチャータイヤに取って代わると思いますが、もう少しかかるような気がします。

ディスクブレーキ メンテナンス&雑感

今までオートバイ、MTBシクロクロスでディスクブレーキを使ってきましたがメンテナンス&雑感について書いてみたいと思います。

調整

1.キャリパーの取付位置

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キャリパー固定ボルトを緩めブレーキレバーを握った状態でキャリパー固定ボルトを締めます。片手では作業しづらいのでタイラップ等でレバーを固定します。

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油圧式ディスクブレーキは、これで終了ですが機械式ディスクブレーキの場合、ブレーキレバーを握った時にブレーキローターの歪みが大きい時はブレーキワイヤークランプボルトを緩めてカム位置の変更、ブレーキパッドアジャスターで調整する必要が有ります。その後、アジャスターでレバーの遊びを微調整します。AVID BB5では、この手順となりますがBB7ではカムレバー側にもブレーキパッドアジャスターが有るのでBB5より調整は容易ですが油圧式ディスクブレーキのメンテナンス性には叶いません。機械式ディスクブレーキはディスクブレーキパッドの位置決めが難しくブレーキをかけた時にブレーキローターの歪みが生ずるケースが発生します。油圧式ディスクブレーキでは自動調整機能により調整されブレーキローターの歪みを最小限に抑える事が可能です。機械式ディスクブレーキではケーブルのアジャスタのみでブレーキレバーの遊びを調整しているとディスクローター歪みの原因となる事も有ります。どちらもホイール交換した時はキャリパー取付位置調整が必要となります。

参考 Avid BB5 Road メカニカルディスクの調整

2.ブレーキ鳴き対策

ブレーキパッドの進行方向角を面取り加工(ヤスリなどで)、パッド裏にシムを入れたり鳴き止め用グリースの塗布(耐水、高粘度の物)などが有りますがブレーキローター、パッド材質の相性によって変わってきます。レジン系のパッドは雨天時に鳴きやすいようです。構造的にブレーキパッドとブレーキローターのクリアランスが大きくなりがちな機械式ディスクブレーキの方が鳴きやすいと言えます。

3.ブレーキローターの歪み

ブレーキローターの歪みはモンキーレンチでの代用も可能ですが専用工具の使用をお奨めします。軽くて操作性も楽です。PARKTOOL ローター修正器 DT-2C。有る程度、修正可能ですが歪みが酷い場合はブレーキローターを新品に交換して下さい。

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4.クイックレリーズの締め付け

 これが以外と曲者です(^^;)キャリパー取付位置調整し同じホイールを脱着した際にブレーキパッドの引きずりが発生する事が有ります。クイックレリーズの締め付け力によって微妙にズレが生じるようです油圧式ディスクブレーキでは自動調整機能で問題ありませんが機械式ディスクブレーキでは起こってしまいます。クイックレリーズは工具無しでホイールを脱着できますがトルク管理がいい加減になりがちなので私はスキュアーを使っています。

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自転車用ディスクブレーキ雑感

1.制動力

高級コンポーネントキャリパーブレーキと較べても遜色は有りません。むしろ雨天時の制動力に関しては、遙かに上です。機械式よりも油圧式の方が、キャリパー自体の構造の違い(対向ピストンキャリパー)もあり、更に強力です。ウェット時のカーボンホイール・・・、怖くて乗れません(全然、効かない)現在のカーボンホイールはバサルト処理されて、かなり改善されたようですが・・・。

2.コントロール性

キャリパーブレーキより機械式ディスクブレーキでもコントロール性は上々です。油圧式は更にコントロール性、タッチ、効きも素晴らしいです。

3.ブレーキパッドとブレーキローター

 ステンレス系のローターは錆びないもののドライ時はレジン系パッド+鋳鉄系ローターの方がコントロール性、タッチ、効きも良いように感じられます。メタル系のパッドは雨天時に強く鳴きも比較的少なくオールラウンドに使えます。ディスクブレーキは耐フェード性にも優れていますがDH(ダウンヒル)などを除き一般的な使用ではレジン系のパッドでも問題無いように思われます。ブレーキパッド、ブレーキローターとも消耗品なので割り切った使い方が必要だと思います。

まとめ

 ディスクブレーキ装着のロードバイクが増えてきましたが最大のネックは重量でしょうか?ヒルクライム、ロードレースで使うならキャリパーブレーキ、一般的な使用ならディスクブレーキ?ディスクブレーキ仕様車はホイール廻り(ハブ、スポーク、リム)、フレームに関してメリット、デメリットが有りますがチューブレスタイヤよりも普及が早い規格だと思います。個人的にはディスクブレーキ対応ホイールの選択肢がもっと増えて貰えると有難いんですけどね(^^;)予算に余裕が有るなら油圧式ディスクブレーキをお奨めします。しかし普通の人はロードバイクを雨の日に、まず乗らないのでディスクブレーキのメリットを見いだす機会が少ない=必要無しと言えるのかもしれません。MTBなどでは常識と言えるディスクブレーキですがロードバイク用としてメリットを伝え切れていないような気がします。

 

私のロードバイク タイヤ履歴 (*´艸`)

 昨年12月のサドル履歴に続いて今年はタイヤ履歴を書いてみました。

最近、好みのタイヤはグリップが良く、転がり抵抗が少なく、乗り心地が良いタイヤです。耐摩耗性、耐パンク性は二の次かな?1ヶ月で1.000km程度、走行するなら別ですが・・・。

 

製品名、サイズ、重量(カタログ値)、用途

●クリンチャー

1.Bontrager Race X Lite 700×23C、230g 、Competitionf:id:misteron08:20141209072010j:plain

2007 Trek Madone 5.2pro完成車に標準装備されていたタイヤです。タイヤのグリップは、そこそこ。漕ぎは軽いのですが、このタイヤ、低速時にふらつきが出やすく安定感に欠けていました。タイヤを替えて初めて、このタイヤの癖だと気づきました。

2.Continental Grand Prix 4000S 700×23C、205g、 Competitionf:id:misteron08:20141209074101j:plain

Bontrager Race X Liteと較べると漕ぎ出しは、やや重いものの良く転がるタイヤです。雨にも強くグリップも強力。タイヤの接地感も充分で下り坂のコーナーも安心して攻める事が出来ました。耐摩耗性、耐パンク性も良好でパンクしたのは地下道を通過する際、階段を1段踏み外した時のリム打パンク1回のみ。小石を少々、踏み飛ばしてもパンクしなかったタフなタイヤです。ただ乗り心地はカッチリしたタイプで、心持ちゴツゴツ感があります。GP4000SⅡも良く似た傾向でケーシング(内部構造)が変更され耐パンク性の向上、転がり抵抗の軽減が図られているようです。

3.Continental Grand Prix 4-Season 700×25C、240g 、Function

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ロングライド、通勤用に使っていました。このタイヤの良さはドライ、ウェット時のグリップ力の差が少なくウェットグリップは最高です。濡れたグレーチングの上を斜めにカットしても滑り具合が「ズルッ」では無く「ズズッ」で収まります(苦笑)ドライ路面でもグリップは良く総じてGP4000Sと似た傾向です。耐摩耗性に優れ、GP4000Sより強力な耐パンクベルトを使用しています。パンクは運悪く尖った小石を踏んでサイドカットした1回のみ。GP4000Sと較べると耐パンク性、ウェット時のグリップは良好ですが、漕ぎ出しは、やや重く、転がらないように感じました。乗り心地を期待して28Cサイズも試しましたがGP4000Sと同じ傾向でカッチリタイプ。チューブを替えても劇的に変化する事が無い堅めのタイヤだと思います。脱着に関しては最後の10cmくらいでタイヤレバーを使うか使わないか迷う固さ?です。耐候性に関しては室外保管約2年でブロックがヒビ割れ、ビートの糸が、ほつれてきました。

4.Schwalbe One 700×25C、225g、Competition

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Continental GP系の不満点は乗り心地。4-Seasonと較べると漕ぎ出しの軽さ、転がりも良く乗り心地はしなやか。同じ空気圧では遙かに乗り心地が良いタイヤです。4-SeasonではF 6.8kgf/c㎡ 、R 7.5kgf/c㎡で常用していましたが、このタイヤではF 7.5kgf/c㎡ 、R 8.0kgf/c㎡で常用しています。この空気圧でも、しなやかさは失われず、より軽い漕ぎ出し転がりが得られます。タイヤのグリップは良好で下り坂でも不安が有りません。耐パンク性をテストする穿刺抵抗試験でもContinental GP4000SⅡより優秀ですが大差はありません。転がり抵抗はContinental GP4000SⅡと同等です。トレッドはGP4000S等と同じ肉厚トレッド。特筆すべきは脱着の容易さ、簡単に手ではめる事が可能です。今までのロードバイク用タイヤでは一番楽でした。ネットでのインプレによると乗り心地に関して、このタイヤよりさらに良いのはMichelin Pro4 SC、Vittoria Open Corsa CXの順で良いようです。唯一の不満点は、あと20g軽いと最高なんですけどね(^^;;

Schwalbe One クリンチャー インプレ

5.Bontrager Race Lite Hard case 700×32C、425g、Function

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乗り心地、漕ぎ出しの重さ、転がりはサイズと重量を考えれば普通でしょう。ドライでは、そんなに不満が無いもののウェットではグリップ力不足で不安を抱きます。Competition系のタイヤと較べると、ご多分に漏れず確実に滑ります。ただ耐パンク性は素晴らしく地下道を通過する際、階段を3~4段踏み外してもパンクしなかったのは驚異的です(^^;;

 6.Continental Sport Contact 700x37C、550g、Function

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太さ、重量の割に漕ぎ出しは軽く、転がりも比較的、良い方です。乗り心地、グリップもまずまずで不満の無いタイヤです。既に新モデルが発表されタイヤパターンが変更されています。GP4000SⅡ等と同じでトレッド中央のゴムの肉厚が他社タイヤに較べて厚め(1.5~2倍)に作られています。この構造だと重量増になりますがContinentalのケーシング、耐パンクベルトは軽量で優秀なんでしょうね。因みにPanaracerのタイヤも肉厚トレッドを採用しています。

7.Schwalbe Marathon Dureme Evolution DD、700×35C、475g、Function

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ドライ、ウェット時のグリップは強力、特にウェット時のグリップはContinental GP 4-Seasonと同等かそれ以上のグリップ。このクラスのタイヤとしては軽い部類に入ります。乗り心地は、まずまずですがContinental Sport Contactと較べると漕ぎ出し、転がりともやや重いのはブロックパターンにより転がり抵抗が大きいんでしょうね。道路のレイングルーブではハンドルが小刻みに揺れ不安を覚えます。購入時の価格も高く、現在は廃版となっています(汗)

8.Vittoria Randonneur Pro、26×1.5、510g、Function

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漕ぎも軽くドライ、ウェットグリップもまずまずで乗り心地が素晴らしい。26×1.5、40C並の太さがあるにも関わらず・・・。かなり無茶な場所も走行しましたがパンクは皆無でした。Continental Sport Contactよりも乗り心地は良いように感じられました。このタイヤ、人気が出ないのが不思議です。MTBフルサスのバイクと組合わせれば極上の乗り心地が味わえます。

Vittoria Randonneur Pro インプレ

 ●チューブレス

1.IRC Formula Pro RBCC Soft Compound、700×23C、290g、Competition

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コンパウンドの柔らかさは異次元の柔らかさ・・・。どの位、柔らかい?ですが砂の多い所を走るとタイヤに付着した砂がダウンチューブに当たりシャリシャリ、音がします。グリップは高くドライ、ウェットとも不安無く走行できます。グリップは高い反面、コンパウンドの柔らかさが災いしてか漕ぎ出しはモッサリ、モチモチとやや重く感じられます。乗り心地もそんなに良いわけでもなく転がってしまえば、チューブレスらしい転がりの良さが出てくるタイヤだったように思います。2013年にリニューアルしてからはケーシングをしなやかにして脱着は手でOK、乗り心地も改善されたようです。

2.Hutchinson Fusion 2、700×23C、295g、Competition

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 漕ぎ出し転がりも軽く23Cとしては素晴らしい乗り心地。空気圧を0.5kgf/c㎡程度、落しても印象は変わりません。チューブレスタイヤらしさが出ている良いタイヤです。タイヤのグリップは不満が無く脱着に関しても一般的なクリンチャータイヤと変わらずビートの上がりも良いです。耐摩耗性もまずまず、パンクもありません。パンク防止用のシーラントは未使用ですがエアー抜けも少なく、お気に入りのタイヤですが現在はモデルチェンジに伴い廃版となっています。

●チューブラー

1.Continental Grand Prix 4000 Tubular 700×22C、270g、Competition

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漕ぎ出しも軽く転がりの良さは抜群、グリップも素晴らしく270gという重さの割に前に前に転がろうとするタイヤです。ただ半分期待していた乗り心地はインナーチューブがブチルゴムの為、クリンチャー的でGP4000Sクリンチャーと較べても、やや堅い乗り心地でした。インナーチューブがラテックスならチューブラー本来の乗り心地を味わえたのかもしれません。

ロードバイクタイヤ転がり抵抗

昨日に続いてタイヤのお話しです。

自転車が走る上での抵抗を大別すると

1.Rollig resistant(転がり抵抗)

2.Gradient resistant(勾配抵抗)

3.Air resistant(空気抵抗)

4.Total resistant(トータル抵抗)=1+2+3

などが有ります。その他にメカの摩擦抵抗も有りますが・・・

興味の有る方は、Schwalbeの北米サイトに詳しく書かれているので、ご覧下さい。

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自転車のメイン抵抗は空気抵抗で転がり抵抗はさほど影響力が無いように見えます。昨日の記事で平均速度がアップした事を報告しましたが、その真相や如何に?ということで考察・・・。 

機材で変更した物はタイヤだけ。自転車、ホイール、チューブ、ポジション、乗る人も同じ。タイヤは交換しましたが、タイヤの幅もそんなに変わらず、重量のみ35g軽くなっただけです。

となると後はタイヤの転がり抵抗が怪しい・・・。人それぞれ感覚の違いによって漕ぎが軽いとかグリップが良いとかって以外と曖昧ですね(^^;; 数値化されているとハッキリ分かると思い調べてみました(苦笑)

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これっ、これ!が見たかったんです(笑)

その名もBicycle Rooling Resistrance 最新メーカータイヤを同一条件で転がり抵抗を測定しているサイトです。選択しているタイヤはロードバイク用25C。今まで23C、25C、28Cサイズのタイヤを使ってきましたが走行性、快適性を考えると25Cサイズがベストと思われます。W数が少ないほど転がり抵抗が小さく良く転がります。

このテストは車輪に42.5kgのプリロードを掛け時速29km/hにおける必要W数を表示しています。一般的なサイクリストの出力は100~200Wと言われますが、10数Wの転がり抵抗を大きいとみるか小さいとみるか?ですね。

時速29km/h、空気圧60psi(4.1bar)と120psi(8.3bar)で一輪あたり3.5~5W、前後合わせると7~10W違います、スピードが半分の14.5km/hでも転がり抵抗は3.5~5W。体感上は大きく違うと感じるはずです。

ここで面白いのがタイヤ重量が重くても転がり抵抗は大きくならない点。

ハイグリップタイヤはタイヤコンパウンドが柔らかめでグリップは良いが変形しやすいので転がり抵抗は大きめとなります。ケーシングの剛性も影響しますし快適性、走行性、耐摩耗性、耐パンク性、重量、コストを考えると、サジ加減が難しい所です。最近のワイドリム化も太いタイヤに合わせたリム幅ということなんでしょうね。

ふたつのサイトによるとタイヤの転がり抵抗は

・太いタイヤ<細いタイヤ

・小径タイヤ<大径タイヤ

・タイヤ空気圧が高い<タイヤ空気圧が低い

・チューブラー>クリンチャー >チューブレス ≧ クリンチャー+ 軽量チューブ >クリンチャー+ ラテックスチューブ

クリンチャータイヤでもチューブが違うと

・一般的なチューブ>軽量チューブ ≧ ラテックスチューブ

 ここでロードバイクは何故、細いタイヤ?と疑問が出てきますが、細いタイヤは回転質量が低く20km/h前後の一般的なスピードで巡航する場合、快適性を含めてエネルギー効率が高い事からのようです。

チューブレスタイヤ、転がり抵抗の少なさが売りでしたが細く高圧なロード用タイヤではクリンチャータイヤ+ラテックスチューブに凌駕されています。チューブレスなりのメリットは有りますが・・・。空気圧の低い自動車、オートバイ、MTBなら断然、チューブレスが優位に立ちます。Colnago EPSでチューブレスタイヤを使っていますがロードバイクタイヤとしてはクリンチャータイヤ+ラテックス(軽量)チューブで良いかもしれません。

タイヤを選ぶ時、転がり抵抗に限らず快適性、走行性、耐摩耗性、耐パンク性、重量、コスト、走行条件の中から個人の使用目的、どの部分を重視するかによって違ってくると思います。

どなたも自転車で移動する際、速く、快適に、楽に、安全で移動する事を望んでおられるでしょうね。

やはり平均速度がアップした要因は、タイヤ交換によると推測されます。

本中華1号はSchwalbe One 700✖25C + チューブはPanasonic R’AIRの組合わせで充分ですね(笑)

今まで、自転車におけるタイヤの転がり抵抗は見過ごされがちでしたが、いよいよ”タイヤ戦争勃発”の気がします・・・

 

 

Schwalbe One クリンチャー インプレ

先日、ツーリングの帰りにパンク。約1年前、夜間に鋭利な石を踏んでパンクした事が有りましたが、その時のサイドカットの傷が広がって中からチューブがはみ出てパンクしたようです(^^;;

今まで耐パンク性、ウェットでのグリップを重視してContinental Grand Prix 4-Season等を使ってきました。ロードでのパンクは、ここ7年で3回、ウェット走行も少ないので新しいタイヤを試してみる事にしました。

選んだタイヤはSchwalbe One クリンチャー。

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耐パンクVガード、ワンスタートリプルタイヤコンパウンド

1.テスト機材(自転車、ホイール、チューブは同一の物を使用)

 ・自転車 本中華1号

 ・ホイール Mavic Cross ride Disk 29er MTB用 17C

 ・チューブ Panasonic R’AIR

 ・タイヤ Schwalbe One クリンチャー 700✖25C 225g(カタログ値)

2.比較タイヤ 

 Continental Grand Prix 4-Season 700✖28C 260g(カタログ値)

3.組付け及びタイヤの印象

 Schwalbe One > Continental Grand Prix 4-Season

タイヤの組付けは手で楽にはまります。Continental 4-Seasonは、どうにかタイヤレバーを使わずに手ではめることが出来ます。Schwalbe Oneの脱着性は素晴らしいですね。タイヤの表面を手で撫でてみるとサラッとした感じのContinental 4-Seasonに対しSchwalbe Oneは、いかにもグリップが良さそうな手触りです。空気を入れた後、タイヤのサイドウォールを手で挟むとしなやかな弾力性が有り全体的な印象は過去に使用したIRC Formula Pro Tubeless RBCC ソフトコンパウンドと似ています。トレッドの厚みはContinental 4-Seasonと同等、サイドウォールの厚みが指で挟んだ感じでは若干薄いようです。タイヤ幅は同じ空気圧でSchwalbe One27.4mm、Continental 4-Season 28.8mmと余り変わりません。リム幅が一般的なロード用ホイール(15C)よりも太い事を考えるとContinental 4-Seasonは、やや細めです。

4.乗り心地&走行感

 Schwalbe One > Continental Grand Prix 4-Season

同じ空気圧では明らかにContinental Grand Prix 4-Seasonよりしなやかで快適です。漕ぎ出しも軽くハイグリップタイヤに有りがちなモチモチ感が有りません。過去に使用したContinental Grand Prix 4000Sよりも明らかに漕ぎ出しは軽く乗り心地が良いように感じられました。タイヤの変形が少なくスピードの上昇と感覚が上手くリンクし転がり感はチューブレスタイヤに近く良く転がります。最終的に空気圧を高めの F 7.5kgf/c㎡ 、R 8.0kgf/c㎡にセット(体重が77kg有ります(^^;; )しましたが好印象です。

コーナリングはContinental 4-Seasonと較べドッシリ感には、やや欠けますが、その分、軽快で素直です。タイヤのグリップも高く総じてColnago EPSに履かせているHutchinson Fusion 2 Tubelessに近い感覚ですが乗り心地は、こちらの方が良いかもしれません。

5.効果(謎)

ほぼ同じコース(約50km)でタイヤ交換前と交換後を比較しましたが、その差にビックリ(゜ロ゜)貧脚データーですが、ご了承下さい(^^;;アプリはCyclemeter、携帯はiPhone6plusです。

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イミダゾールジペプチド(イミダペプチド)の効果か?タイヤが軽くなったから(-35g)?タイヤを替えて頑張って乗ったわけでもありません。心拍計は付けていませんが決して心拍が上がるような無理はしていないにも関わらず、この様な結果となりました。細かく見ると止まっている時間が長いとかも有りますが(食事してました・・・)、その分を差し引いてもSchwalbe Oneに交換後、平均スピードが向上しました。

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サイドウォールも柔らかめで歩道の小さい段差(約1cm)を斜めに乗り越える時も若干、気が楽になりました。

 6.総評

乗り心地も良く高速なタイヤですねぇ。こちらも参考にご覧下さい。Schwalbe One V-Guard tyres review | road.cc テスターの方は「同じ幅の、同じ自転車の同じ区間でMichelin Pro4 Service Course と Continental GP4000S II よりも少し前進する」と・・・(苦笑)。雨、パンクにも強いようです。