前回の続きです。今回は長文です💧
タイヤ周長(タイヤが1回転した時の長さ)を意識してホイール&タイヤを選びました。
電動アシスト自転車、日本の法規制では24km/hでアシストが完全に切れてしまいます。
サイコンでも厳密に言えば、タイヤの空気圧、全体の車重でもタイヤ周長は変わって来るわけで、影響を受けにくいGPSでも測位状態によっては誤差が生じます。
究極の精度を求めると光電管を使って・・・(苦笑)
電動アシスト自転車の場合、スピードセンサーで検知された速度がアシスト力に関わってくるので、タイヤ周長にこだわったと言う事です(^_^;)
選んだホイールとタイヤの発表!
1.ホイール
DT Swiss H1950 クラッシック 29インチ(700C) センターロック、チューブレスレディ
FW:15x100mm / RW:12x142mm 1セット重量2.149kg 耐荷重150kg
リム: 外幅30mm 内幅25mm +100g?^^;
e-Mtb用のホイール、耐荷重を重視すると、ほぼDT Swiss一択。Mavicが最近、新製品を発表しましたが、その他の会社は、まだまだです。
高級品でも重量は、劇的に軽くなる訳ではありません(^^;)
2.タイヤ
WTB Nano 700×40C チューブレスレディ 重量 530g △150g軽量化
タイヤは、セミスリックタイヤを選んでしまうと軽いダートでも厳しいので、CXタイヤの中から、WTB Nanoを選びました。
Panasonic グラベルキング32Cでも、そこそこ走れたので40Cの太さ、セミブロック、タイヤセンターがほぼ繋がっているタイヤパターンで、転がり抵抗の少なさ、タイヤノイズ減少が期待できます。
ホイールはチューブレス対応リムテープが貼られた状態、チューブレスバルブは、こちらを使用しました。
3.タイヤの装着
タイヤのビートが堅くて、手では無理。少しタイヤレバーを使用。
組込んでタイヤのビート出し。フロアポンプで難なく完了(コツが必要です)。タイヤシーラントはStans No Tubesを使用しました。
新しいホイールにディスクローター、カセットスプロケを移植。
4.スピードセンサーマグネット
スピードセンサーマグネットは、パーツ上2つですが、三分割可能なので、ここは焦らず確認しながら、一つずつ組み付けました。
※ディスクローターのロックリングが前輪、後輪で異なります。
前輪:外セレーションタイプ、後輪:内セレーションタイプ、スピードセンサーマグネットは、この内側の溝に、はめ込む形となります。
タイヤとホイール(前輪)
5.動作確認
フレームにホイールを組み付け、回転させるとホイールの回転が渋い・・・
ブレーキパッドにディスクローターが少し当たってます。
ホイールを換えるとブレーキローターの位置が微妙に変わるので、ブレーキキャリパーの固定ボルトを緩めて、再調整しました。
6.試乗インプレ
タイヤ指定空気圧上限4barで試乗。
舗装路
アシストオフで旧タイヤ&ホイールと比べると、転がりも軽く明らかに違いが解ります。ただトップスピードの伸びは、約2km/h程度(..;) 車体重量が大きく影響しているようです。
タイヤノイズは、このタイヤパターンの恩恵を受けて、ロード用スリックタイヤと同レベルのノイズ。平坦路でタイヤが接地しているのは、タイヤパターンのセンターグルーブ、幅5mmのみですが、ブレーキングに不安はありません。
ブレーキングなどでタイヤが変形すると、他のタイヤブロックが接地するようです。
乗り心地は悪化すると思ってたら、そうでもない。車体の倒し込みもスムーズになって、道路のグルービングにも過剰に反応しなくなりました。
マルチファンクションメーターの速度表示とGarminの速度表示が、ほぼ同じに。交換前はマルチファンクションメーターの速度表示が甘め(大きめ)でした\(^O^)/
非舗装路
空気圧そのままで、ご覧のような小砂れた道路を走ってみました。
20km/hぐらいで走ってみると、旧タイヤほどの安定感は無いものの、それほど不安なく走れてしまいます。フロントタイヤの空気圧を3~3.5bar、リヤタイヤは3.5~4barにすると好みのセッティングでした。
乗り心地もまずまず、直進性も問題なし。
非舗装路ではグリップ力よりもパンクしづらいように高めの空気圧で乗ることが多いのですが、ある程度、操縦安定性が得られたので非常に有り難いヽ(^o^)丿
非舗装路の絶対的なタイヤグリップは前のタイヤより落ちるものの、舗装路上の小砂利程度では全く問題ありません。
7.タイヤクリアランス
タイヤ周長2,182mm→2,200mm、タイヤの直径は694,9mm→700,6mmに増加しましたが、幅は問題なし、画像では解りにくいですが、高さ的には約1cm程度の余裕があります。前輪も同様のクリアランスを確保できているので、700×42C(タイヤ周長2,224mm、直径708,2mm)までは、履けると思います。
8.総評
当初、舗装路移動のトップスピードは大きく改善せず、交換は失敗だった?と思いましたが、バッテリー消費(慣れもありますが)に関しては、大きな効果が見られました。
モーターアシスト:STDモード 走行距離 124km バッテリー残量 20%
1充電当たりの走行距離、標準パターンSTDモード:108km(メーカーテストデータ)
普通の自転車と同じくケイデンスを上げて走ればバッテリー消費を迎えられますが、その分、心肺に負担がかかります。激坂を上っても脚の筋肉のダメージは少なく、私のような貧脚でも上記の様なコースを2日連続で、走れてしまう感じです。
いつもは1日走ると2~3日は、ダメですが月曜日も安心です(謎)
体力(バッテリー)の温存は、ケイデンス、心肺能力、筋力、抵抗、車体を含めた総重量って事が、よ~~~く解りました(苦笑)