ハブの玉当り調整

先日、Campagnolo Shamal UltraのハブをOHしました。

Shamalのハブはカップ&コーン。

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工業製ベアリング(シールドベアリング) Mavic、Eastonなど

カップ&コーン ShimanoCampagnoloなど

水色矢印、負荷の方向は自転車の場合、ホイールはスポーク、ハブで支えられていますが、その事を示しています。

ShimanoCampagnoloのハブが良く回ると言われるのは実車時における負荷、応力を考えるとカップ&コーンが有利かなと思われます。

ただハブの玉当り調整(ハブのガタとり)、メンテをしないと良く回りません。

ハブの玉当り調整とはハブベアリングのクリアランス(隙間)調整です。

リアランスが大きいと回転は軽いがハブにガタが出る。

ガタが出るとホイール全体が振れギャップやダンシングの時にリムがブレーキシューに接触したりします。

逆に小さいと回転は渋くなりガタは出ないがベアリングに「かじり」が生じ最悪、ハブ交換という事態も発生します。

なのでハブベアリングのクリアランスを最適化し走行性を高めます。

 

ハブの玉当り調整

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ハブの玉当り調整は自転車にホイールを付けた状態で行います。

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何故、この状態で調整を行うのか?

それは実際の走行に近い状態で調整する為です。ホイールを自転車に付けない状態で玉当り調整も出来ますがカンパハブは、この状態での調整がしやすいですね。

手順

(フロント、リヤも同じ手順です。カンパはリヤカセットスプロケット装着状態でも可能です)

1.ロックボルトを緩めて玉当り調整ナットが回る状態にします。

2.玉当り調整ナットを緩め、ホイールの横方向(タイヤの横)左右手の平腹部分で数回、叩いてガタを出します。

3.玉当り調整ナットをゆっくり手で締め込んで(目一杯、締め込む必要は有りません)、再度、タイヤの横を手の平で数回、叩き、ガタが無いか確認します。

4.ガタが有れば再度3の作業を繰り返します。

5.ガタが無ければ調整ナットを1/4~1/8程度、緩めて軽く手で締め込みます。

6.タイヤの横を手の平で数回、叩いてガタが無ければロックボルトを締め込んで固定します。

7.数km程度、実際に走行してガタが有れば再調整します。

2~4の作業はガタをつめる作業です。

自動車整備の経験がある方なら、お分かりだと思います(^_^)

新品、OH後のホイールでも有る程度、走行後、ベアリングとグリスが馴染んできますので玉当り調整を行った方が良いですね。

せっかくの回転性能が台無しになっちゃいます(^_^;