ブルベなど長距離走行に於いて問題となるのがお尻の痛み。
今まで交換したサドルは数知れず・・・
サドル沼、迷宮?にはまると、さあ大変。
終わりの無いサドル探しの旅が始まり5年を経過・・・
が、そろそろこの旅に終止符?を打つべくサドルについて、もう一度考えてみることにしました。← 遅いσ(^_^;)
ここからは独自理論の部分もありますので真剣に読まないで下さい(笑)
そもそも何故、痛みが出るのか?
Selle SMPのサイトを参考にしましたが坐骨とサドルが接する面が点接触だと痛みが生じやすく面接触であれば痛みが出にくいと思われます。
骨盤の幅も影響してきますね。
一般的に女性は男性よりも骨盤の幅が広いです。
サドルの形状、幅、パッドの厚みによっても変わってきます。
サドルに着座した時、坐骨がサドルの平らな部分に当たるのか?
サドルのカーブした部分に当たっているのか?
その時、どこが痛くなるのか分析しなければなりません。
あと問題になるのが乗車姿勢。
真横から見て骨盤を立てて(起こして)乗っているのか?
骨盤を寝かせて(倒して)乗っているのか?
その時に坐骨とサドルの形状が合っているのか?
長距離走行で疲れてくると骨盤が寝てきます。
骨盤を寝かせ気味の人はサドル後端が反った物が良いように感じられます。
私自身、腰痛持ちで最近、この傾向が強いですね。
脊椎には生理彎曲と呼ばれる人間が立って歩く為に必要な曲りが有ります。
横から見ると緩いS字状にカーブしています。
車のシートなど腰の部分にランバーサポートと呼ばれる膨らみが有りますが腰の彎曲に合わせてサポートする事で腰の負担と疲労を和らげています。
腰を曲げたままだと腰が痛くなりますよね?
自転車(ロードレーサー)の場合、サドルに座って骨盤を立てた状態とは腰を曲げて乗車している事になります。
なので長距離走行に於いては、サドルとハンドルの落差を減らし骨盤は、やや寝かし気味が良いと思われます。
機材面ではタイヤの空気圧、ハンドルの高さ、フレームの衝撃吸収性、フレームサイズも関係してきます。
乗り心地が良ければ、お尻に掛かる負担は少なく
フレームが大きすぎればハンドルまでが遠くなり骨盤は寝ます。
フレームが小さすぎればハンドルまでが近くなり骨盤は立ちます。
ポジション的にはハンドルに余計な力を加えず、馬に乗るイメージかな?(謎)
身体的には身体の柔軟性も絡んでくる・・・
以上がサドル沼にはまる?複雑な理由では無いでしょうか?(笑)
痛み対策
1.乗車姿勢(ポジション)の修正及びチェック(経験者に見て貰う、写真撮影など)
2.サドルの傾き、後退幅を調整し、お尻に合わせる ← ここ重要(^^;)
3.機材のチェック
(ステムの角度・長さの調整、空気圧を落す、タイヤを25Cなど太めに交換など)
4.お尻をサドルに合わせる為に修練を積む・・・
5.長距離走行時はサドルから、お尻を浮かす。座る位置を変える(常套手段)
6.サドルを替える(笑)
ちなみに私が現在使用しているサドルです。
・Selle Anatomica Titanico(Salsa Vaya3)
参考記事
・Selle An-Atomica Titanico レビューその1
・Selle An-Atomica Titanico レビュー その2
・Specialized AVATER COMP GEL(Colnago EPS)
参考サイト Specialized サドルファインダー
独断と偏見で注目しているサドル
坐骨の当たる部分が空洞になっています。
硬化天然ゴム+繊維構造の薄い層が、お尻の動きに合わせて、しなるようです。
より一層、サドル探しの泥沼に、はまりこんだでしょうか?(汗)
お尻の痛みって奥深いですね。ご参考になれば幸いです(笑)