冬の自転車ウェアー インナー編
暑がり寒がり汗かき、今年の冬は寒くなるのも早く北陸では、お天気も悪い・・・
せめて寒さ&汗冷え対策を少し考えてみました。
冬のインナーって合わせるのが難しいですね。寒すぎるのも困るし、かと言って汗をかいて汗冷えするのも考えものです。今回は手持のレイヤーと新規に購入した物を比較してみました。
1.温度環境 気温4℃、湿度60%前後
2.使用インナー アッパー(ロアーは同一メーカー品を使用)
・OUTWET WP3Zip 2009 @10.500円 廃版
・XTERRA HOT XTERRA T22 2014@1.000円
・TESLA OVER HEAT TX2 2014@2.580円
3.使用ジャケット、ビブタイツ、防風アイテム
・Pearl Izumi Premium Windbreak Jacket 1500BL(0℃帯)2009
・Pearl Izumi Windbreak Bib Tights T6000-3D(5℃帯)2009
・PEARL IZUMI 480 インナーウォーマ 2014@3.000円前後
●OUTWET WP3Zip 2009
イタリア製、フリーサイズ。購入後、5年経過しましたが、いまだ現役(^_^; 生地の感触は表、裏生地も起毛っぽく肌触りが着心地の良さは一般の下着と何ら変わりません。
素材:dryan ポリプロピレン90% 、ポリウレタン10%
・重量 同じ衣服でウールより32%、ポリエステルより34%軽量
・通気性 dryanを100とするとポリエステル80、ナイロン79、綿67、ウール62
・熱拡散 dryanを6とするとポリエステル7、ウール7.3、ナイロン11、綿17.5
・水分吸収 dryanを0.13とするとポリエステル0.72、ナイロン2.10、綿7.30、ウール13.90
●XTERRA HOT XTERRA T22
ベトナム製。驚くべきコストパフォーマンス、1着1.000円ですよ奥さん!(笑)肌触りもまずまずで暖かい。しかもユニクロのように汗で蒸れる事も有りません。生地の厚みはWP3Zipと同等です。普段着の冬用インナーとして常時、活用しています。
素材:ポリエステル92%、ポリウレタン8%
●TESLA OVER HEAT TX2
ベトナム製。他の製品と較べると若干、生地が厚めで強つきますが、そんなに不快では有りません。全体的な印象はHOT XTERA T22の生地やや厚めVerと言った感じです。ただ、ちょっとお高いなりに裁断が工夫され脇から腰にかけて絞りが入り、より体型にフィットします。
素材:ポリエステル92%、ポリウレタン8%
4.実走行での使用感
・暖かさ TESLA>OUTWET≧XTERRA
一番、暖かく感じるのはTESLA。他の製品よりも1~1.5℃は暖かく感じます。気温4℃の中、どの製品も走行しているとジャッケットのベンチレーターを開けていないと汗をかき、蒸れてくるほどです。ジャケットの上にウィンドブレーカーを羽織る必要も無く気温0℃前後でも快適に走れそうです。
・蒸れ OUTWET≦XTERRA≦TESLA
蒸れが少ないのはOUTWETですが、それほど大差、有りません。どの製品も休憩時に汗冷えして寒さで震える事も有りませんでした。蒸れに関してはジャケットのファスナーを開けて、こまめに温度調整すれば全く問題の無いレベルです。
5.注意点
XTERRA、TESLAの両製品は色落ちが激しく、色移りしないように黒い物と洗濯する事をお奨めします。XTERRAは色の選択で白も選べます。またアッパーは袖、ロアーは丈の長さが短く手首、足首まで完全にカバーする事が出来ませんがアッパーの着丈は充分で乗車姿勢を取っても背中が出る事が有りません。OUTWETは袖、丈の長さも充分です。どの製品も洗濯して、すぐ乾きます(苦笑)化繊アレルギーが心配な方にはOUTWETをお奨めします。
6.総評
どの製品もジャケット+インナーウォーマーとのマッチングが良く、お腹の冷えも無く総じて快適でした。ユニクロ等のインナーと較べると生地の厚みは、遙かに薄くても暖かさは充分で蒸れない。コンプレッションも低く普段着用として超お奨めです(^_^)
着心地の良さでOUTWET、コストパフォーマンスではXTERRA、暖かさではTESLA。
冬でもウィンドブレークジャケット、ビブタイツとインナーの2枚で快適に走行出来るのは有難いですね。休憩時や寒い時には薄手でコンパクトに収納出来るウィンドブレーカーを携行すれば完璧です。
ただ自転車で気温が8℃以上に上がると、この構成では暑すぎますのでご注意を(苦笑)