シマノ編に続いてカンパ編です。
メーカーさんがせっかく作ったマニュアル、意外と見ずに自己流、ネットの記事を鵜呑みにしてしまいがちです。ディレイラーの調整はシマノもカンパも基本的には同じです。
今回はマニュアルに従って調整します。英文ですがシマノのマニュアルよりも事細かく書かれています。英訳には自信が有りませんので間違っている所が有れば、ご指摘頂ければ幸いです。
ディレイラー調整に関する項目のみを抜粋してみました。理解できない所は実機Colnago EPS (Campagnolo Super Record)で確認しています。マニュアルは、こちらからダウンロードしました。
最小チェ-ンステイ長は405mm。
カンパニョーロプレート(図1)がボトムブラケットシェルの下に取り付けられていることを確認してください。← プレート?ってケーブルガイドの事でしょうね。
異なるプレートは重大なパフォーマンスの損失を生じます。10×26 TPIのスレッドでツール·タップを使用してリアディレイラーハンガー(B-図2)のねじ穴にかけて下さい。← リアディレイラーハンガーねじ穴のタッピング不良が新品でもかなり見受けられます。中華製だけかな?(^^ゞ
注意
リアディレイラードロップアウトを必要に応じてカンパニョーロ UT-VS030を使用し修正、確認して下さい(図3)
あなたがドロップアウトを損傷し、リアディレイラーに回復不能な損傷や機能の損失を引き起こす可能性がある為、組み立て後、変速機でドロップアウトをまっすぐにしないでください。←ディレイラーハンガーの曲りは修正する。リアディレイラードロップアウトの歪みは6mm以下。リアディレイラーで修正しない。この辺りはシマノのマニュアルには書かれていませんが大事な所です。
•ネジ(A-画像4)を使用して、フレームにリアディレイラーを固定し、トルクスT-25で締めます。
締め付けトルク:15 Nm(133 in.lbs)
書いてありませんが、ここからはトップ側の調整ですσ(^_^;)
•最小カセットスプロケットチェーンとし、エルゴパワーコントロールボタンゼロED(図5)、この調整を行う。
・ネジ(B - 図6)を完璧なアライメントがトップローラの中心線と第1スプロケット(図7)の軸との間で得られるまで回します。← 表現の仕方が違いますが(苦笑)シマノと同じくガイドプーリーの中心線はトップギア外側の線に合わせるようです。それと・・・トップ側の調整はBの隣 二つ並んでいる右側のボルトです。間違ってますよカンパさん(滝汗)
•調節ネジ(C - 図8)を介してケーブルを通し、ハウジングの端部を挿入し、プレート(E - 図8)の下にケーブルを渡し、アレンは、D(ネジを締めてクランプ - 図8)6Nm-(53 in.lbsの締め付けトルクにて)。
クランプネジから、約2 cm、余分なケーブルをカットしケーブルキャップの端を保護します。
再度、書いてありませんが、ここからはロー側の調整ですσ(^_^;)
・ネジ(G - 図10)を正しく調整、確認して下さい。ギアレバーを操作して最大スプロケット上でチェーン、ディレイラーインナープレートは、スポークと接触してはいけません。
ここからはケーブルの張り調整です(^_^;
・(10Sは4番)、最小から5番目(11S)のスプロケットカウントにチェーンを配置します。← シマノのSIS調整は最小から2番目です。
・ケーブル張力調整(F - 図9)を回して完全な位置合わせはトップローラの中心線と(10S 4TH)5THスプロケットの中心線との間で得られるまで。
・ローラーの中心線と4番目のスプロケットの間でセンタリングが正しくない場合は、アジャスター(F - 図9。)を回し、反時計回りは内側にリアディレイラーをシフトする。時計回りは外側にリアディレイラーをシフトします。
また、ロー側の調整に戻りました・・・
・シフターがそれに応じて動かされるとき、これが起こらないならば、後部のディレイラーがチェーンを最大のスプロケットに置くことを確認します。ネジを回します(G - 図10 ― 繰り返し)(チェーンがオーバーシフティングすることなく最も大きなスプロケットに置かれるまで、それをゆるめる)。
・全てのギアが完璧に動作することを確認してください。
・最大スプロケットと最小フロントチェーンリング上にチェーンを取り付けます。← ロー側調整の最初に書くべきだと思うのですが・・・
ご注意!
ディレイラー調整は、熟練者によって行われなければなりません: 下手に調節されたディレイラーは、事故、怪我または死に至る事がありえます。←確かに(^^;;
注意
異常折り目は、ケーブルを強制的に作成されていないことを確認してください。 唯一のオリジナルカンパニョーロハウジング端部(図11 -内径4.3ミリメートル)を使用してください。
ネジ(H - 図10)を調整し、図12のようにディレイラーケージを配置する。示された仕様と比較して大きすぎるか小さすぎる距離はてきぱきシフトにマイナスの影響を及ぼす可能性があります。← シマノで言うBテンション調整ですね。数値は参考にします(笑)。シマノは具体的な数値を示していません。
わかりにくいですが手順はシマノと同じです。
適当な英訳で誠に申し訳ございません<(_ _)>