本中華1号 組立編 その2
前回の仕様から一部、パーツを変更しました。
●フロントディレイラーをShimano FD-CX70-B-D (バンド式)からShimano FD-CX70-F-D(直付式)に変更
取付はミスターコントロール フロントディレイラークランプ 34.9mm CL-FD3を使用してフレームに取付ける事にしました。他のフレームで流用する時にはバンドユニットサイズを変更するか直付式のフレームなら、そのまま使えます。
●リアディレイラーをShimano 105 RD-5701-GSからShimano Ultegra RD-6700A-G-SS、カセットスプロケットをShimano Tiagra CS-4600からShimano Ultegra CS-6700に変更
フレームとのカラーマッチング、変速性能アップ、軽量化?耐久性を考慮しての変更です。
ただディレイラーの最大対応スプロケット歯数は32T→30Tとなりました。
2012年の春頃に30T対応のRD-6700Aにマイナーチェンジされてたようですね。
11速対応のUltegra 6800シリーズなら32T対応のリヤディレイラー、カセットスプロケットもあるようです。
激坂用にもっと軽いギアが欲しければフロントインナースプロケットを36T→34Tに変更すればOKかと(^^;;純正部品なので1.800円程度の価格で購入できます。
パーツは、ほとんど手配しましたが届く前に「作業手順書」を作成してみました(^_^;
段取り八分と言いますからね~
私は作業時、油汚れ対策を兼ねてニトリルゴム製の使い捨てゴム手袋を使っています。素手に近い感覚で、滑らず手も汚れません(^^)
大きな荷重をかける時は、この手袋の上に軍手をはめて作業します。
作業が終わって手を洗うのって以外と面倒なんですよね(^_^;)
100枚入り、医療用です。付け外しに難があります。
きれーな、おねーさんを助手にして「メス」の代わりにパーツや工具を手渡して貰えば最高の作業が可能だと思います(謎)
1. ヘッドパーツの取付
このフレームはインテグラルヘッド、カートリッジベアリングは圧入不要で下玉押しにも割りが入り比較的簡単です。
水の浸入、錆止めを兼ねてパーツに少し堅めのDuraグリースを薄く塗って組上げ。
パーツの順番は以下のとおり。
①トップカップ
②ウェーブスペーサー
③スペーサー
④センタースリーブ
⑤上腕カートリッジベアリング
⑥フレームトップチューブ
⑦下腕カートリッジベアリング
⑧下玉押し
2. 仮ポジション出し.
ステムを付けてフレームに前後ホイール、サドル、シートポスト、ハンドル、デュアルコントロールレバーを取付。
サドル高を自分の規定値に合わせ乗車姿勢でにコラムスペーサーを入れて高さ調整、ハンドル取付角度を変えてデュアルコントロールレバーの取付位置を仮決め。
自転車をディスプレイスタンドに固定。金尺や水平器などを使って水平に固定した状態で左右のコントロールレバーの高さ、角度を調整。
3.フォークコラムのカット
ワークスタンドにフレームを固定。
自転車を組立てる時、やはりワークスタンドが便利です。
コラムスペーサー、ステム&ハンドルを取外しパイプカッターで余分なフォークコラムをカット。カーボン製のフォークコラムは割れやすいので慎重に。
ハンドルなどを戻しスターナット不要のマルチアンカー(ヘッドセット付属)で固定。
4.シフト・ブレーキケーブル取付
コントロールレバーからフレームまでのアウターケーブルを作成し必ずハンドルを左右に切って余裕がある長さかどうか確認、ケーブルの取り回し(操作性と見た目)を考慮。アウターケーブルエンドキャップの取付。
アウターケーブルにはテフロン系のオイルを注入。
フレームにケーブルを通す場合、ガイドチューブにインナーケーブルを通してからガイドチューブを引き抜き。
ガイドチューブは廃棄せずに次回ケーブル交換時の為に必ず保管します。
最近のフレームはインナーケーブルタイプが増えてきました。
ケーブル交換時にガイドチューブを使ってケーブルを通す逆の手順で行えば簡単にケーブル交換が可能です。
ケーブルの取り回しが複雑な形状のフレームだとガイドチューブが無いとケーブルを導き出す為に一苦労します。
ケーブルエンドの処理はシリコーンシーラントを塗ってカラーエンドキャップを付ける予定です。
エンドキャップを圧着するとケーブルの先がバラけます(*´艸`)
ハンダで末端処理も良いですね。お好みでどうぞ。
5.BB(ボトムブラケット)取付
今回は回転性能向上を狙ってShimano Dura-Ace SM-BB9000を使用。
クランクセットを買ってもBBは、オマケで付いてきません(苦笑)
MTB用のクランクセットなら付いてくるようですが・・・
チェーンを外してクランクを回してみると解りますが以外と回転が渋いです。
かと言ってセラミックベアリングBBまでは手が出せません。
そこで Dura-Ace、シマノ最高グレードのパーツを使用します。
SM-BB9000、実売価格3.000円程度なので許せるかなと(笑)
Dura-Aceのチェーン、BB、ブレーキパッドなどは、お買い得ですね(^_^)
BBカップとフレームが接するフェイス面は緩み防止、塗装下処理の為に細目のサンドペーパーで修正。
フレームのねじ山はブレーキクリーナーで脱脂、Shimanoのマニュアルに従ってグリスを塗り規定トルク35 - 50 N・m {350 - 500 kgf・cm}でBBカップ締め付け。
ドの物より外径が小さいのでカップ取付後、マスキングしBB周辺を塗装予定です。
6.他のコンポーネントの取付
クランク取付け後、ディレイラー、チェーン、ブレーキキャリパー等を取付け。
チェーンの長さ調整はフロント アウターギア、リヤ トップギアにチェーン掛け。
リヤディレイラー、2つのテンションプーリ中心点が地面と垂直になるように長さを調整。
ディレイラー調整はチェーン、リヤディレイラープーリー、ガイドに注油してから。
7.最終調整
試運転、再調整後、バーテープを巻き完成。
Specification | (最終仕様) |
Frameset | |
Frame | Hongufu HF-FM089 Cycle Cross Frame 54cm 1.123g |
BB | 68mm JIS/BSA |
Color | UD Matte |
Fork | Hongufu Carbon 1-1/8" 1-1/2" 400mm 480g |
Drivetrain | |
Front der | Shimano FD-CX70-F-D Direct Mount Down Swing |
Clamp Adapter | Mr.Contorol CL-FD3 34.9mm |
Rear der | Shimano RD-6700A-GS-SS |
Cassette | Shimano CS-6700 12-30T 10-Speed |
Chain | Shimano CN-7901 10-Speed 252g |
Missing Link | KMC CL559R 10s |
Crankset | Shimano FC-CX50-L 46-36T 175mm 972g |
Bottom Bracket | Shimano SM-BB9000 68mm JIS/BSA 65g |
Pedals | Time RXS |
Components | |
Headsets | Neko 1-1/8" 1-1/2" |
Stem | FSA OS-99-CSI |
Handlebar | NITTO M106 SSB 420mm |
Bar Tape | Lezard Skins DSP2.5 |
Shifter | Shimano ST-5700-L |
Cable | Alligator PTFE |
Front Brake | Avid BB-7 |
Rear Brake | Avid BB-5 |
Brake Lever | Shimano 105 |
Rotors | Avid G3 Clean Sweep 160mm |
Seatpost | FSA SL-K Carbon SB20 27.2×350mm |
Seatpost Sim | Bazooka Seatpost Sim 31.6→27.2mm |
Seat Clamp | TRANZ-X JD-SC66 34.9mm |
Saddle | VERTU CCRV-S 172g |
Whells | Mavic Cross ride Disk 29er Front 945g Rear 1.075g |
Tire | Schwalbe Marathon Dureme Evolution DD 700×35C |
or Continental Grand Prix 4-Season 700×28C | |
Weight | 9.4kg |
最近は円安の影響か海外通販で購入するメリットが少なくなりましたねσ(^_^;)