石川サイクルライド2019でe-MTBを一気乗り。
試乗コースは一周約250m 舗装路50%、フラットダート25%、芝生25%を二周しました。
試乗したe-MTBは計5台。
YAMAHA YPJ-XC とにかくパワフル!(笑)
車両重量 21.2kg タイヤサイズ 27.5×2.25 アシスト5モード モーター:YAMAHA PW-X アルミフレーム ハードテール @350,000円
BESV TRS2 AM(数日前に発表されたばかり)フルサスで、このお値段!
車両重量 23.2kg タイヤサイズ 27.5×2.35 アシスト3モード モーター:シマノSTEPS8080 アルミフレーム フルサス @445,000円
BESV TRS1 軽さは正義!
車両重量 19.3kg タイヤサイズ 27.5×2.6 アシスト3モード モーター:シマノSTEPS8080 カーボンフレーム ハードテール @462,000円
MERIDA eBIG.SEVEN600 YPJのライバル。車重も軽い。
車両重量 19.2kg タイヤサイズ 27.5×2.2 アシスト3モード モーター:シマノSTEPS8080 アルミフレーム ハードテール @359,000円
Panasonic XM-D2 乗り心地、安定性は素晴らしい!
車両重量 26.2kg タイヤサイズ 27.5×2.8 アシスト3モード モーター:Panasonic アルミフレーム フルサス @600,000円
番外: Specialized Men's S-Works Epic 圧倒的な素晴らしさ・・・(溜息)
車両重量 8.73kg タイヤサイズ 29×2.1 29×2.3 アシスト無し カーボンフレーム フルサス @1,036,800円
インプレッション(あくまでも個人的な印象です)
パワーユニットのトルク感
YAMAHA PW-Xのトルク感は凄まじい! トライアル車 YAMAHA TY250みたい(笑)
アシストがかかると身体が後方に持っていかれ、ウイリーも簡単、ストップアンドゴーならホイールスピンする勢い。 パナ&Bosch(別の時に試乗済)のパワーユニットもパワフルですが、低ケイデンス時のトルク感、レスポンスはPW-Xが上。
シマノSTEPSはフラットなトルク特性でパワフル感、アシスト感を余り感じさせず、他社のユニットと方向性が異なります。オフロードよりもロード向きのセッティング?
操縦性
MERIDA、TRS1≧YPJ-XC≧TRS2 AM、XM-D2
MERIDA、TRS1が軽快、YPJ-XCも遜色なく、車重が23kgを超える2モデルは、モッサリした動きですが前後サスの動き、安定感は、この2車が優れていました。XM-D2はXM-D1(昨年試乗)よりも良くなりましたが、他車に比べると若干、フロントヘビー気味です。
走行感
どのモデルも舗装路で約25km/hを超えると速度維持が大変。車重が軽く細いタイヤのモデルが、まだ楽。舗装路&非舗装路に問わらず、2.3インチ幅以上のタイヤはクロスカントリー程度ならオーバーサイズに感じました。125ccのオフロード車でもFは2.75サイズ。舗装路移動が伴うなら特に。軽快感が失われてしまい、別の乗り物感を強く感じます。美味しい速度帯は10〜20㎞/h、アシストの恩恵を強く受けられます。
オフロードでの乗り心地はXM-D2≧TRS2 AM≧TRS1≧MERIDA、YPJ-XCの順。
バッテリー容量
どのモデルもだいたい約500wh。フルパワー走行で約2時間ですが、一番ハイパワーモードで山の中を約50kmトレッキングしてもバッテリーは残ってて、5〜6時間はたっぷり楽しめます(Yamahaメカ談)
総評
私が乗るシュチュエーション 舗装路70〜80%、非舗装路20〜30%(林道など)ならハードテール、アルミフレームで十分ですね。フルサスのメリットが出るのは、荒れた下りをハイスピードで走る、ジャンプの時ですが、フルサスMTB、オートバイのオフロード車に乗っていた身としては一番、ユニットがパワフルでオフロードでの扱い易さを考慮するとYAMAHA YPJ-XCが費用対効果、バランスが優れていると感じました。堤防の堰堤など助走無しで登る気にさせる?のは唯一、EXPWモードを有するこのモデルだけです(苦笑)
タイヤの太さ、車重、パワーユニットの違いで印象が変わるので、試乗を強くお勧めします。