☆ Everyday bicycle life(毎日自転車生活) ☆

自転車・オートバイに関わること全般を気ままに書いてます(^^;

夏のインナーウェア サイクルジャージ その1

今年も夏が来ました。

夏でも自転車に乗りたい時は、とにかく乗りたい!

乗りたい時の理由、乗りたくない時の理由、どちらもたくさん思いつきますけどね(笑)

できる限り涼しく、少しでも快適に走りたいので夏用のインナーウェア、サイクルジャージを基本から考え直してみました。

1.体表面の温度(サーモグラフィー)

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 背中が熱いですね(苦笑)夏の夜、背中が蒸して寝つけませんよね? 暑さを和らげるには体表面の温度が高い、赤・オレンジ部分の汗を気化し熱を逃がしてあげれば良い事になります(※気化熱)※打ち水で地面の温度を下げる事と同じです。

背中以外で温度が高いのは、両肩、首筋などもかなり高いようです。その他、汗をかきやすい脇の下など=気化熱で体温を下げたいところになります。

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2.テストインナーウェア 

 Adidas テックフィットCHILLグラフィックロングスリーブ [Climachill]

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従来製品との比較

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五郎丸選手着用モデルです(苦笑)CLIMACHILL(クライマチル)シリーズは昨年2015年より発売されているようです。抗菌防臭、UVカット(UPF50+)、その他のカラー:白、黒。

日焼けによる体力消耗、肌と密着し放熱効果をアップする為にコンプレッションタイプの長袖を選択しました。サイクルジャージも同じですが肌との接触面を増やしたほうが涼しいです。サイズは「胸囲」を元に選択しました。胸囲で合わせると、だぶつきも無く密着度も高くなり風圧でも、裾がばたばたしません。タンクトップ、半袖タイプ、襟の形状が違う物も有ります。

気になるお値段は定価 6.372円 → 30%OFF@4.428円(税込)にて購入しましたがタンクトップは長袖の約半値で購入できます。

価格的にはパールイズミの自転車用インナーウェアと同じくらいですね(^^;;

今まで、いろいろな着方を試してみましたがインナーウェア+サイクルジャージの組合せが、夏は涼しく冬は暖かい。汗冷えも少なく保温性も高いようです。

3.テスト環境

 ・気温 30~32℃、湿度 50~57%、風速 2.6~5.8m/s、2日間(走行距離70km×2)

 ・サイクルジャージ 2種類(シマノパールイズミUVフレスコ)

2014年にテストしたインナーウェアと較べてみました。

構造

 おたふくインナーと較べると前面パネルの生地が、ほんの少し厚め、ごわごわします。蛍光灯に透かしてみると倍ぐらいの厚みが有るようです。背面パネルは裏生地が有りますが前面、サイドパネルには有りません。お値段なりに縫製も良く全体的に型くずれにも強いように感じられました。

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凝った造りの背面パネル。画像では判りにくいですが肌と接触する部分はグレー横ラインのみ、エアーホールが有る横ラインは僅かに凹んで汗の気化を妨げない構造です。

試着

 本格的なコンプレッションインナーゆえ、おたふくインナーのように簡単には着れません(^_^; 腕が長い私でも手首までカバーする袖の長さ、自転車用では有りませんが、お尻までカバーする充分な丈の長さもあります。

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おたふくインナーは袖の長さがワンサイズ、3cmくらい短か目、手首までカバーすることが出来ません。このインナーは前傾姿勢を取っても嫌な張り、首回りの違和感も無く身体にジャストフィット。試着後、コンプレッションインナー独特の圧迫感も暫くしたら慣れてしまいました(苦笑)

試走

 腕周りは冷感アームカバーと同等レベル。走行風さえ有れば汗の量が多いほど脇下~背中が特に涼しく感じられます。胸元の涼しさもまずまずの涼しさ。前面は走行風の影響も有り気化熱が逃げにくいのかな?それを考慮に入れても、このインナー、おたふくインナーの涼しさとOUTWETの快適性を兼ね備えた優れたインナーウェアだと思います。特に背面パネルの構造が効いて背中の涼しさは抜群!(^^)組合わせたサイクルジャージの特性も良く引き出せていると思います。リファレンスインナーに昇格?(笑)

総評

 価格的にもまずまず。汗溜りも少なく、速乾性も優れています。Adidasが提唱するCLIMA LAYERING SYSTEM夏以外の季節にも1stレイヤーとして活用すれば年中、快適に過ごせるかもしれません(苦笑)今回はレイヤーの進化を凄く体感できました。たまには最新モデルも試さないと駄目ですね(^^;)

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 ただ外気温と湿度の関係には要注意。いかに優れたレイヤー、サイクルジャージにも限界が有ります。自転車用のクールスーツが将来、開発されれば別ですが汗の気化は外気温と湿度に影響されるので、くれぐれもご注意下さい。汗をかいても気化しなければ涼しくなりません。また水分以外に塩分、ミネラルなども失われるので補給をお忘れ無く。熱中症になる前に無理せず休憩+補給が大事だと思います。

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次回はサイクルジャージ編です。