☆ Everyday bicycle life(毎日自転車生活) ☆

自転車・オートバイに関わること全般を気ままに書いてます(^^;

自転車 ブレーキング&コーナリング その1

その昔?、私はバイク小僧でした。趣味が高じて、こんなオートバイでサーキットを走り回りモトクロスも少しかじっていた頃も・・・(^^ゞ

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今回は自転車とオートバイのブレーキング&コーナリング、似た所も多いのでオートバイでの経験も踏まえて書いてみようと思います。

ブレーキング

まずフロントブレーキとリヤブレーキ、どちらが良く効くでしょうか?ブレーキをかけた時に荷重は前輪側に移動します。これによってタイヤの接地面積は前輪は増加、後輪は減少する事になりリヤブレーキをかけすぎるとタイヤがロックし制動距離が伸びてしまいます。平坦路はともかく下り坂では、より、この傾向が強くなります。フロントブレーキもかけすぎれば、強力なブレーキだとタイヤがロックする事も有ります。

ただブレーキング時、タイヤの設置面積では後輪よりも前輪のほうが大きいので制動力を大きく(ブレーキレバーを強く握っても)してもタイヤがロックしにくく制動距離は短くなります。オートバイを見れば一目瞭然ですね。制動力を上げる為にフロントブレーキローターを大きくしたりブレーキキャリパーを強力な物に変更しています。

私自身、ブレーキングでは路面の状態、速度によって前輪:後輪の比率は7:3~9:1の間で制動力(ブレーキレバーを握る力)を変えています。路面状態が悪いなら7:3、速度が速い時は9:1といった感じです。この辺りは感覚的な物なので一概には正しくないかもしれません。

ブレーキング時の姿勢

ブレーキング時の姿勢はブレーキングと同時に上体を起こし腰を少し引き(後輪荷重を増やす為)上半身はギャップで振られた時やブレーキ操作が確実に行えるように軽く肘を曲げ腕に余裕を持たせ頭がブレ無いように軽くアゴを引きます。

ジャックナイフ

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フロントブレーキを急激にかけると前輪に荷重が移動しすぎ後輪が浮き上がるジャックナイフがおこります。強力なブレーキを備えたオートバイ、自転車、特に重心が高めの小径車で起きる事が有ります。低速域で比較的、起こりやすいですが中~高速域でも実は起きてしまいます。オートバイでサーキット走行中、私の場合、鈴鹿サーキットのデグナーカーブでよく起こりました(苦笑)。フロントブレーキの強力な制動力で車体後半分が軽く浮き上がり蛇行し制動距離が伸びる・・・。その対策はワンテンポ早めにリヤブレーキをかけてフロントブレーキをかける事でした。今後、ロードバイクもディスクブレーキ化が進み、より強力になると起こる事かもしれません←妄想(^^;;

コーナリング中のブレーキング

突発的な事を除いてコーナリング中のブレーキングは避けたいものです。コーナリング中にフロントブレーキをかけると車体が倒れている自転車(オートバイ)は起き上がりアウト側に膨らもうとします。さらに強くブレーキングするとコーナリング中は前輪荷重が減っている状態なのでタイヤがロックして転倒する恐れ出てきます。前輪がスリップすると二輪車の場合、ほとんどなすすべがありません。

対してリヤブレーキをかけた場合、自転車(バイク)はよりイン側に倒れようとします。さらに強くブレーキングするとリヤタイヤがスライド、最悪の場合は転倒に繋がりますが前輪から転倒するよりも修正の余地は、まだ残っています。

コーナリング中にサスペンションが沈んでブレーキング力がアップする事もあるオートバイに対してサスペンションの無いロードバイクは基本的にコーナリング中のブレーキングは、余り意味が有りません。

ドライ路面でのブレーキング

自転車(バイク)の姿勢を安定させる為、先にリヤブレーキをチョンがけフロントブレーキ。ドライ路面では充分、フロントブレーキの制動力を生かせるのでブレーキングの比率は感覚的に前輪:後輪=8:2~9:1でしょうか?

ウェット路面でのブレーキング

ドライ路面のブレーキングとほぼ感覚的には同じですが前輪からの転倒リスクを避ける為にブレーキングの比率は前輪:後輪=7:3~8:2ぐらいでしょうか?

パニックブレーキ

もしオーバースピードでコーナーに進入してしまってパニックブレーキ、曲がれないと思ったら「思い切ってブレーキを開放(緩める)してコーナリング!」意外と曲がれます(^^;; ←高度な判断力が要求されるので、くれぐれもご注意下さい。

次回はコーナリング編です。