ブルベなどの長距離ライドに於いて端末のバッテリー切れは致命的。
過去に何度、失敗した事か・・・
12時間以上、GPSログを残そうとするとほぼ、どの端末でもバッテリー切れ。
モバイルバッテリーで給電用USBケーブルを使う方法も有りますがケーブルが邪魔とか雨などを考えると一抹の不安が残ります。
GARMINなどの端末は、お値段的に手も出ない、そもそも、そんなにディスプレイを眺めない、トレーニング指向が強すぎて私には向かないので現状はサイコン、iPhone6plus+Cyclemetter(アプリ)をGPSロガーとして使っています。
思う所も有り小型のGPSロガーをサブとして使ってみる事にしました。
今回のお品
GT-740FL http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-07083/ @4.450円(税込)
A-GPS
本来はGPSをアシストするものですが携帯基地局との位置情報を元に測位します。
iPhone、Andoroid機、共にA-GPSとGPS両方、搭載しています。
GPS衛星からの電波を元に測位。
現時点では、どちらが正確か?メリット、デメリットは如何に?
1.テスト機材
A-GPS iPhone6plus+Cyclemetter(iOS専用アプリ)エリート(有料版)
Cyclemetterの設定 「自動停止検知機能ON」「北斗GPSの修正OFF」「微弱GPS ON」Ver10.4.8
GPS GT-740FL+モバイルバッテリー接続(動作検証の為)
GT-740FLの設定 「記録モード5秒毎」「最低記録速度0km/h」
双方を車の助手席シート上、適当配置(^_^;)
2.テストコース
市街地、山間地、トンネル3箇所を含む約58km。
3.テスト結果
・測位開始時間(屋外)
A-GPS 即時
GPS 約20秒
・トラック数
ファイル形式をGPXに変換後、轍にインポート、ノイズフィルター 上限速度80km/h以上のポイントは削除(異常値が含まれる為)
ルートラボ - LatLongLabでは走行距離58.2km、トラックポイント数はGPS GT-740FLが若干、多いようです。
・市街地走行軌跡
一番、ずれが酷い箇所をピックアップしましたがA-GPSは概ね良好です。GPSは常に左車線内に軌跡が収まっています。進行方向は上から下。
・山間地走行軌跡
周りを山に囲まれヘアピンカーブ内はスノーシェードで覆われ特にA-GPSには通話エリア外という厳しい条件です。しかし「微弱GPS ON」が効いているのか、しっかりログを残しています。GPSは車の速度が速く「記録モードが5秒毎」なのでラインがカクカクしています。「記録モードを1秒毎」迄、変更する事も出来ますが、その分、バッテリー消費が激しくなります。車では2~3秒毎、自転車では3~5秒毎でしょうか?
・トンネル走行軌跡
A-GPS、GPSが苦手とするトンネル。今回、通過した3箇所のトンネル中、最長のトンネルですがA-GPS、見事な軌跡です。他のトンネルもトンネル中程までは電波が届いているような走行軌跡でした。次回は速度、高度編です。