先日、破損した本中華1号のリヤディレイラー、ディレイラーハンガーの修理。
ディレイラーハンガーはポッキリ、折れてフレームにも数カ所、傷が・・・
細かい作業用のやすりと1000番程度のサンドペーパーで修復、ブレーキクリーナーで脱脂後、缶スプレーで塗装。単色、マッドブラックって色ムラも目立ちににくいので楽です。余り目立たない所なので、これで充分でしょう(^^;)
折れたディレイラーハンガーは新品と交換。
リヤディレイラーを取付ける前にPARKTOOL ディレイラー直付けゲージ DAG-2でチェックします。
リヤディレイラーを調整する前、ディレイラーハンガーに曲りが無いか?チェックするのは必須だと思います。ディレイラーハンガーに曲りが有るとチェーンラインに歪みが生じリヤディレイラー破損、変速性能の低下に繋がります。
※着色部分がディレイラーハンガーです。
フレームに新品のディレイラーハンガーを取付、ホイールを付けて中華カーボンフレームの精度確認?も同時に行います。手順は、こんな感じです。
ただ、この工具、ディレイラーハンガーに取付ける際、そこそこの重さがあるので付けづらいのが難点ですが動画のように持って取付ければ簡単です。
新品のディレイラーハンガーなので、そんなに狂っていないと思っていましたが大間違い!(;^_^A アセアセ・・・
かなり狂っています。中華カーボンの面目躍如か?(笑)
矯正は簡単に出来ましたが、ハンガー、こんなに柔らくて大丈夫?まあ、カーボンフレームなので、こんな物なのでしょうか?(^_^;)エンドが壊れてフレーム交換は痛いですからね~。中華カーボンフレームに限らず、ここは要チェックポイントだと思います。
※交換式のアルミ製ディレイラーハンガーは矯正作業を行うと破損する事があります。必ずスペアを用意して下さい。
チェーンは洗浄後、1コマ1コマ、リンクの動きを確認し大丈夫だったので、そのまま使用。リヤディレイラーは金欠なので105 RD-5701-GS-Lを使用。ショートケージのRD-5701-SS-Lでも良かったのですが多少変速性能は低下しますが確実性を取って前回と同じくGSを選びました。
リヤディレイラーを取付、調整。変速がスパスパというよりもズバズバ決まります。こりゃ~やらないと損ですよ、奥さん!(笑)
矯正前にリヤディレイラーを仮付けして調整してみましたがディレイラーハンガーが新品でも曲がって(曲がる方向にも依りますが)いると特にフロントアウター✖リヤカセット中間~ロー側の変速が悪くなります。ディレイラー周りの構造からもうなずけますが、この兆候が現れたら、ディレイラーハンガーの曲りを疑って下さい。
カーボンフレームのディレイラーハンガーはフレーム保護の為にクロモリ、アルミフレームよりも弱く作ってあるようです。
曲がっているのを知らずに乗っている人、かなり、いるんじゃないかな?
今回の作業は大変、お勉強になりました(笑)
見返りに高い授業料も払いましたが・・・(´Д`)