Avid BB5 メカニカルディスクの調整
Salsa Vaya3のブレーキはAvid BB5 Road メカニカルディスクが装着されていましたが、初期状態ではブレーキローター振れによる影響で軽い引きずりが有ったので適当にブレーキ調整をしてみましたが、音鳴りを迎えるとブレーキレバーの遊びが大きくなりブレーキのタッチ、効きも今ひとつ・・・。
ブレーキローターは、新品でも若干の振れが有りますし、ホイールの脱着、転倒時にダメージを受けて変形しやすいパーツです。
油圧式ディスクでは、ほとんど気にならないというか、気づかないことが多いですねσ(^_^;)
●Avid BB5 Road メカニカルディスク
アジャスターを回すことによって工具無しでブレーキレバーの遊びを調整できます。
ブレーキパッドアジャスターのダイヤルを回すことによって工具無しでパッドとローターのクリアランスを調整できます。ダイヤルを時計回りに回すとブレーキローターとブレーキパッドのクリアランスが小さくなり、反時計回りに回すとクリアランスが大きくなります。
●調整手順
順序としてブレーキワイヤークランプボルトを緩めて、ブレーキワイヤーの調整 → ブレーキパッドアジャスターで調整 → アジャスターで微調整します。
ブレーキローターとブレーキパッドのクリアランスが小さいほど効き、タッチが向上します。
1.アジャスターとブレーキパッドアジャスターを使ってブレーキ調整しホイールを回転させてブレーキローターが振れている箇所を修正します。
大きな歪みが無い場合・・・2.に進んで下さい。
振れの修正はモンキーレンチで行いましたが歪みが大きい場合はブレーキローターの交換が必要になります。
2.ブレーキローターの振れが一番大きくブレーキパッドと接触する所でホイールを止めてキャリパー固定ボルトを緩めてからブレーキレバーを握ります。ブレーキレバーを握った状態で再度、キャリパー固定ボルトを締めてキャリパーを固定します。
この作業はキャリパーの位置決めの為に行います。
3.アジャスターを有る程度、締め込んで、ブレーキワイヤーの遊びを大きくします。
4.ブレーキパッドアジャスターを反時計方向、ほぼ限界(2〜3ノッチは残す)まで回し、ブレーキローターとブレーキパッドのクリアランスを大きくします。
5.ブレーキローターの振れが一番大きい箇所でブレーキワイヤークランプボルトでワイヤー調整 → ブレーキパッドアジャスターで調整 → アジャスターで微調整します。
調整毎にタイヤを空転させてブレーキパッドがブレーキローターに接触しないように。
ブレーキーワイヤーの状態にも注意して下さい。
●雑感
Avid BB5は上位グレードのBB7と較べるとブレーキキャリパー本体の位置決め調整の範囲が狭いのでディスクパッドの偏摩耗が起きやすいかもしれません。またパッドの形状、接触面が小さいのでブレーキの効きも落ちるようです。余裕が有れば使用頻度が高いフロントブレーキはBB7に換装したい所です。
また、ブレーキをかけた時にブレーキローターが変形します(^_^;)
見事にブレーキーローターが、たわみます。調整後は、まだマシになりましたけど・・・。
解決するにはオートバイのようにフローティングディスクローター&対向ピストンが必要でしょうね(笑)
いろいろ、有りましたが機械式ディスクブレーキでも上手く調整すれば油圧式ディスクに近いタッチ、効きが得られます。是非、一度、お試し下さい(^_^)