☆ Everyday bicycle life(毎日自転車生活) ☆

自転車・オートバイに関わること全般を気ままに書いてます(^^;

e-MTB YPJ-XC ホイール、タイヤ交換作戦 その1

e-MTB YPJ-XCで約300km、走行しました。

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チューブレス化して、転がり抵抗も減り、乗り心地も向上。オフロード走行でのタイヤグリップもPanasonic GravelKing 32Cとは、雲泥の差。

ただオンロード70%、オフロード30%の走行パターンから考えると、多少オフロードのグリップを犠牲にしても、もう少しオンロードよりのタイヤに変更して、移動速度を上げたい。

舗装路の排水用グルーピングも怖い、怖い・・・。速度を落とさないと、非常に不安定になります。

ついでに軽いホイールに交換したいなぁ〜(^^;;

ロードに乗り慣れた身体には、オンロードの移動で、どうしてもストレスが溜まりがちになります(~_~;)

当初から、予想していたとは言え、MTBですからねぇ〜(苦笑)

車載で移動、現地でオフロード走行を楽しむなら十分ですが・・・

さて、どうするか?

1.タイヤサイズの問題点

YPJ-XCのタイヤは Maxxis ARDENT。

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27.5(650B)× 2.25 タイヤ幅 5.72cm タイヤ周長 2182mm 680g

MTB用タイヤとしては、バランスが取れた良いタイヤです。

オンロード、オフロードの転がり、グリップもまずまず、脱着は手だけで簡単に行えます。

YPJ-XCのスピードセンサーマグネットはホイールのハブ横、他社のe-MTBShimanoの物はディスクローターにセンサーマグネットが付いているタイプです。

e-bikeの電動アシスト力は車速、踏力、ケイデンスなどで制御されています。

例えばタイヤを細くするとタイヤ周長が短くなり(タイヤの直径が小さくなる)、メーター表示で20km/hで走っていても実速は20km/h以下となり、アシスト最大時のピーク速度、踏力、ケイデンスも変わってしまいます。

タイヤサイズを変更せずにオンロード指向のタイヤに替えて、期待する転がりの軽さが得られるのかも? 疑問です。

2.スピードセンサーマグネットの問題点

ディスクローターにセンサーマグネットが付いているタイプだと、ホイール交換もスルーシャフトの規格に注意すれば比較的、自由に選ぶことが出来ます。

YPJシリーズのタイプだとスルーシャフトの規格(径)+センターロック+特殊なスピードセンサーマグネットを考慮する必要が有ります。

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写真のようにスピードセンサーマグネットを回転させる為にShimanoのディスクローターロックリングの溝に、はまる形状となっています。

6穴ディスクローターアダプターは使えるかも?。

他のe-MTB、ディスクローターは、ほぼShimano一択状態です。

以上がYPJ--XCのホイール、タイヤ交換を行う際の障害になります・・・

メーカーさんとしては、弄って貰いたくない気持ちも解りますが・・・

転がり抵抗を低減、オンロード指向にする為に出た結論は?

その前に今のホイールを分析してみました ^^;

3.現状のホイール

YPJ-XCのホイールは流行の27.5インチですが、ブースト規格では有りません。

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リムの外幅26mm、内幅21mm、アイレット加工、ステンレススポーク(サイコンのマグネットが付かなかったので、多分DTのスポーク)36本組、センターロック、ハブ・リムメーカー・重量不明。

F 15×100mm、R 12×142mm スルーシャフト、カートリッジベアリング。

完成車としては割と良いホイール? DTのOEMでしょうか?(謎)

e-MTBのホイールは、ハブ専用品、スポーク専用品36本組、ニップルは真鍮、乗員+バイク+装備の耐荷重は150kgと頑丈な造りですが、前後ホイールで2,100g前後の重量になります。

この規格、DTが提唱したようですが・・・、鉄ゲタですね。

4.対策(苦笑)

いろいろと悩んだ挙句、出た結論は、

ホイール 700C(29er) 耐荷重150kg

タイヤ タイヤ周長を考慮して700×38(タイヤ周長2.180mm)〜42C(タイヤ周長2.224mm)を別に用意する事にしました・・・(標準27.5×2.25 タイヤ周長2.182mm)

※タイヤ周長はサイコン タイヤ周長表から、同時にタイヤの直径も算出してフレームとの干渉もチェック済)

ホイールの重さは大差なし、タイヤ1本あたり150〜245g、軽量化&転がり抵抗減の予定。

平坦路、登りを重視するなら、耐荷重105~130kgの少し軽めのホイール(スポーク24本組み)でも良いのですが強度、耐久性を重視しました。

普通のMTBの約2倍の車体重量、私の体重も含めて考えました(苦笑)

走行パターンに応じて、ホイール&タイヤをまるごと交換する作戦です。カセットスプロケ、ディスクローターは流用します(笑)

次回、選んだホイール&タイヤ、インプレなどをお届けします ゜ρ゜)ノ 

e-MTB YPJ-XC 標準ホイールはチューブレス対応だった(^^;;

YPJ-XCのタイヤをチューブレス化したいと思い、ホイール交換を考えていました。

YAMAHAとして公式には標準装着のホイールがチューブレスタイヤ対応ホイールで有ることを唄っていません。

最近のMTBホイールは、ほとんどチューブレス対応。

試しにタイヤの空気を抜き一部、タイヤのビートを落して確認してみるとチューブレス対応リムでは、ありませんか\(^_^)/ばんざーい

チューブレス対応リムはタイヤのビート部分がのる段差が存在します。クリンチャータイヤ用のリムには、この段差がありません。

クリンチャータイヤ用のリムでもチューブレス化は可能ですが、走行中にタイヤの空気が急激に抜けた場合、タイヤがリムから外れてしまう危険性が有ります。

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それならば話は早い!(笑)パーツも揃っているので、まずは前輪から。

1.ホイールの脱着

ハンガーラックをフロントフォークとフレームの間にかませて前輪を浮かせました(^^;;

後輪は、自転車を逆さまにして取外し・・・

重量級のe-MTBはバッテリーを外しても作業が大変です・・・

タイヤはタイヤレバーを使わなくても簡単に脱着が可能でした。

上の画像は元のリムテープを外した状態です。元のリムテープ幅は23mm。

手持ちのSTAN'S Notubesチューブレス用リムテープの幅は24mm。

リムテープの幅はリムの内幅 + 2〜3mmぐらいが理想です。

2.リムテープの貼り方

リムテープを貼る部分をパーツクリーナーなどで必ず脱脂

チューブレスタイヤ用のリムテープは薄く糊がついています。

リムテープは右手で軽く引張ながら位置決めしたあと左手親指を使ってテープに入り込んだ空気を抜きながら、リムにテープを密着させますシワになると、その部分からエアー漏れしやすいので慎重に行います。

失敗してもその部分だけ剥がして貼りなおせば大丈夫です。

ロード用のリムならニップル穴が無いホイールも有るので、リムテープは必要有りません。

MTBなら一重巻き、ロードは高圧なので二重巻き、巻き始めはバルブ付近、バルブの反対側どちらでも お好みで。

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これは良くない例。

リムの凹部分に密着させる必要性があります。このままタイヤを組んでしまうとリムテープにシワができてエアー漏れの原因となります。

3.チューブレスバルブ装着

リムテープのバルブ部分に穴を開けます。爪楊枝で小さい穴を開けてから、バルブを軽く押し込みながらバルブナットで固定します。

バルブ、ゴム部分とリムテープ接触する面にはタイヤシーラントを軽く塗り、バルブナットはOリング付の物を選ぶと良いと思います。バルブ根元からもエアーが漏れるので、その対策です。

バルブはバルブコアが外れる物のほうがタイヤシーラントを入れる時の作業性が随分違います。今回使ったチューブレスバルブはリムテープと同じく、STAN'S NO TUBESを使用しました。 バルブコア外しが付属したチューブレスバルブもあります。

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4.タイヤのビート出し

タイヤをホイールに組込んでから、タイヤシーラントを注入する前にタイヤのビート出しを行います。今回は中性洗剤を薄めた物を使わず、柔らかめのグリスをタイヤのビートに塗りました。

普通のフロアポンプで簡単にビートは出ましたが、出ない場合はCO2インフレーター。エアータンク付のフロアポンプも有りますが、なかなかのお値段。

5.タイヤシーラント注入

チューブレスバルブのバルブコアを取り外してからタイヤシーラント注入

タイヤシーラントは、CaffelatexとSTAN'S Notubesを使用しましたが、どちらも一長一短ですね。

Caffelatexはバルブコアを外さなくても別売りのインジェクターを使えば注入できる、中性でリムを傷めないなどの特徴が有ります。

対してSTAN'S Notubesはシーリング性能は上ですが、配合されているアンモニアがリムに対して攻撃性があり、リムが腐食する場合があるようです。

実際に匂いを嗅いでみましたが、アンモニア臭は、ほとんど無く、以前と比べて改良されたのかも?

STAN'S Notubesのシーラントには、白い小さな粒々(直径 約1mm)が入っていますが、容器を振ってよく混ぜないと底に沈殿しやすいようです。

この小さい粒々が穴を塞ぐために、より効果を発揮するようです。Caffelatexには入っていませんが、昨年、強化材として追加発売されています。中身は、ほぼ同様の物でした(^_^;) お米を入れる人も・・・

 

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注入器は、エフェットマリポサ(effetto mariposa) Caffelatex(カフェラテックス) インジェクターを使いましたが、百均のシリンジでも代用可能です。

MTBはロードに較べてタイヤが太いので、注入量は、ほぼ倍。

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6.エアー充填

バルブコアをしっかり取付けてから、バルブ位置は12時にセット、6時の位置だとシーラントが吹き出てくる恐れが有ります。

タイヤのビートが上がっている状態で、ある程度、空気が入ったら、ホイールを回転させたり、横に寝かせたりして、シーラントをタイヤ全周に行き渡るようにします。

エアー漏れの酷いところは、ホイールを寝かせ、中のシーラントを浴びせるようなイメージで。

今回、エアー漏れが多かったところは、バルブ周り、リムジョイント部分。

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一気に規定圧までエアーを充填せずに何回かに分けてシーラントがタイヤ全体に行き渡るようにすれば労力も少なく済み、確実にエアー漏れしにくくなります^_^;

7.空気圧のチェック

約30分ほど放置してから空気圧をチェック。台所のシンクに水を溜めてホイールごと浸けてエアー漏れをチェックしても良いと思います。

エアー漏れが無ければ、自転車にホイールを取付けて、近場で試走して異常が無ければOKです。シ-ラントのシーリングが安定するまで数日、かかります。数日ごとに空気圧のチェックを行ってください。

8.注意事項

・タイヤシーラントを入れてから、CO2インフレーターの使用は厳禁です。

 出先でのパンクを想定してCO2インフレーターを使ってみました。

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シーラントが見事に固まりました(^_^; 炭酸ガスをシーラントに浴びせると固まるみたいです。バルブコアにシーラントが付着しているとバルブが固着してエアーを補充できなくなる恐れもあります。

パンクしてシーラントでエアー漏れが止まらない時は、シーラントを追加するか、バルブを外してタイヤにチューブを入れた方が確実で作業時間も早いです。

またタイヤのビートがリムの内側に落ちてしまったら、携帯用のポンプでは、残っているシーラントが災いして、まずビートが上がりません。この点がチューブレスレディタイヤの弱点。チューブの携行は必須です

CO2インフレーター対応のタイヤシーラントがフィニッシュラインから発売されていますが、シーリングにやや難ありと評価は、あまり芳しくありません。

・屋内でタイヤの脱着を行うと、お解りでしょうが悲惨な結果を招きます。

再作業の際は、中性洗剤などでタイヤやホイールに残ったシーラントを洗い流す必要があります。

9.チューブレス化のメリット

チューブレスvsラテックスチューブvsブチルチューブ、転がり抵抗比較

www.bicyclerollingresistance.com

総重量の低減、転がり抵抗の減少、耐パンク性の向上(リム打パンクなど)、乗り心地の向上が得られます。

実際に走行してみると最大空気圧でのピッチングが軽減、乗り心地が、かなり良くなりました。漕ぎ出しも軽くなり速度維持も楽になりました。

リムテープを貼ってチュ-ブレスレディタイヤでチューブレス化しましたが、かなり繊細な作業が必要でした。

 ※補足

GRK 電動自転車対応修理台 WST-DX

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自転車をフレームの三角部分で支えます。日常的なメンテなら、これで充分。

高さ調整可能。

e-MTB YAMAHA YPJ-XC シェイクダウンテスト

先日、納車されたYPJ-XCを2日間、約150kmテスト走行しました。

今回は主にバッテリ-消費について

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YPJ-XCの走行モードと1充電当たりの走行距離

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各モードの走行フィーリング

・エクストラパワー、ハイモード

 アシスト強め、レスポンス最良、激坂向け。

・スタンダードモード

 アシスト普通、レスポンス良、アシストを確実に実感できる。通常走行。

・エコモード

 アシスト弱め、レスポンス並、アシストを実感させない自然な感じ。長距離平坦路走行。

・プラスエコモード

 アシスト最弱、レスポンス悪い、アシストはスタート時、わずかに感じる。バッテリー節約 長距離平坦路走行。

・アシストオフ(メーター表示あり)

 車体の重さ、ブロックパターンのタイヤなりの抵抗を感じる。頑張れば平坦路で27~28km/hで走れるが長時間の走行なら20km/h以下。

どの走行モードでもアシストの恩恵を受けられるのは20㎞/h程度まで、アシストは24km/hで完全にOFFになります。ロードに乗りなれて24km/h以上で走ろうとすると、それなりに体力を消耗しスピードも乗らず平坦路ではストレスが溜まります(^^;)

逆に坂道では10%前後の勾配でも12~13km/hの速度は楽に維持できます。

マルチファンクションメーター

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 ファンクションメーターの機能表示を切替えるとストップウォッチ、積算計、トリップ、Ave、消費カロリ-、残り走行可能距離、ペダリングパワーなどが表示されます。

バッテリーの消耗度

条件:システム重量(バイク+人)104kg

コース1.走行距離67.7km、移動時間3:36:03、獲得標高1,054m、AVE18.8km/h

10.0km地点までエコモード、頂上までSTDモード、激坂区間ハイモード、

下り坂アシストOFF、以降の平坦路(約25km)エコモード使用

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バッテリー残:10km地点90%、頂上24.8km地点49%、67.7km走行後35%(プラスエコモード走行可能距離78km)16.5%勾配でも10.4km/hで走行可能。

コース2.走行距離83.55km、移動時間4:11:27、獲得標高766m、AVE19.9km/h

15km地点までエコモード、頂上①までSTD、激坂区間ハイモード、下り坂アシストOFF、頂上②までエコモード、下りアシストOFF、70~83.55kmSTDモード。

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 バッテリー残:1%勾配12km地点95%、頂上①22.1km地点65%、頂上②48.2km地点45%、83.55km走行後34%

バッテリー消費は総重量、脚力、平均速度で変わってきますが、車体と合わせて約100kgの私が約半日、走り回ってもバッテリーが残っています。

ガチで走ろうとすると、かなり心拍数が上がります。 楽をかますと、どんどんバッテリーが無くなります(笑)

バッテリーを節約して、そこそこの勾配の坂を登ったとしても100kmは走れるようです。2日間連続でコース1、2を走りましたが脚へのダメージも少なく余裕で走れます。心拍数もこのコースでは、ロードでもほぼ限界まで上がりますが、楽に会話できるくらいの心拍数で収まります。

平坦路はエコ、プラスエコモードで走行。下りはアシストOFF。登り坂はスタンダードモード、激坂はハイ、エクストラパワーモードを使うと長い距離を楽しめます。

体調がすぐれない、風が強い環境でも、そこそこ走れてしまうので、ストレスが溜まらず?◎ですね(笑)

リチウムイオン電池の場合、500回の充電サイクル回数を繰り返した時点で、電池容量が60%程度まで減少するとされていますが、毎日、充電するスマホで約3年は使えることから、e-MTBのバッテリーは、かなり長い期間、使用可能と思われます。

e-MTB YAMAHA YPJ-XC

「令和時代の乗り物」としてe-bikeを物色。

最近は自転車に乗るモチベーションも低下・・・

自転車本来の景色を楽しんだり、好きな所で止まって写真を撮ったり、身体にそんなに負荷がかからず楽しむポタリングならe-bike(電動アシスト自転車)が以前から、良さそうだと思っていました。

購入価格を考えると125ccのオフロードバイクを購入できますが、維持費、駐車スペース、身体的な事を考えると、買っても乗らないでしょうね。

e-bikeと言えども身体の運動には、なります。

達成感と満足感が自転車で得られなくなってきたので、e-bikeという選択。

じゃ、自転車には、もう乗らない?でも無い。

e-bikeと自転車は別の乗り物。オートバイとも違う。電動アシスト自転車=やわな乗り物でも無い。価値観が違うだけ。

基本的に他人にとやかく言われる物でも無い、単なる選択肢だと思います。

e-bikeのロード、クロスバイクMTB、どれを選ぶか?

ロード、クロスバイクは一充電走行距離が短い、近場で走れる所は、ほぼ走り尽くしているので却下。

MTBなら一充電走行距離が85~225kmと充分、林道ツーリング&近場の激坂攻略も楽しそう(¬᎑¬)

以前、オフロードバイクMTBに乗ってたことも有り、非舗装路走行に違和感が無いのでe-MTB(電動アシストマウンテンバイク)に決定。

で選んだe-MTBYAMAHA YPJ-XC。久々に吊しのバイク(笑)

先日の試乗会が非常〜〜に参考になりました。

今のe-MTBパワーユニットの特性、乗り味も違うので、試乗は必須です。

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www.yamaha-motor.co.jp

アメリカでの商品名はYDX TORC(トルク) (笑)

フレームはジャイアンOEMパワーユニットはYPJ-XC専用のPW-X。

このPW-X、出力は250W=たった0.33psですが、 トルクは標準モードで7.14kgf-m(70Nm)、EXPWモード8.15kgf-m(80Nm)の最大トルクを発揮します。 

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この値が、どれだけ凄いのか? 「660ccターボ無し軽自動車」の最大トルクが6.6kgf-m程度です(ホンダ N -WGN)

オートバイでは850ccクラス(ヤマハ MT-09)のエンジンに匹敵します。 軽自動車を凌駕するトルク・・・、恐るべしですねぇ・・・

どおりで試乗した際のパワフル感も納得。

YPJ-XCを選んだ理由

 当初、フルサスのBESV TRS2 AMを狙っていました。実際に試乗してみるとハードテールに比べて軽快性に欠ける、Shimano  STEPS8080のトルク特性が好みでは無い、想定する走る場所、お値段(フルサスにしてはリーズナブル)を考慮すると残念ながら対象外。

 対してYPJ-XC。ハブがBoost規格じゃない、リムがチューブレス対応か不明とかも有りましたが、決め手となったのはパワーユニットのレスポンス、パワフル感が最高&素直な操縦性。走行モード5モードなどです。

オートバイメーカーで有り、パワーユニットの特性、操縦性のノウハウが短時間の試乗でも十分、感じられました。

自転車オンリーの人には、Shimano STEPS E8080が好評のようですが、私にはYAMAHA PW-Xが合ってた。

特に低ケイデンスでのレスポンスとトルクに関して、Shimanoパワーユニットは物足りなく、PanasonicYAMAHABoschに一日の長があるように感じました。

国内では、まだまだですが海外では爆発的な人気で近々のEU圏内では、オートバイ(125cc以上)の倍以上、e-bikeが売れているようです。

ドイツ自転車市況

2019 最新e-MTB 5車種インプレッション

石川サイクルライド2019でe-MTBを一気乗り。

試乗コースは一周約250m 舗装路50%、フラットダート25%、芝生25%を二周しました。

試乗したe-MTBは計5台。

YAMAHA YPJ-XC とにかくパワフル!(笑)

車両重量 21.2kg タイヤサイズ 27.5×2.25 アシスト5モード モーター:YAMAHA PW-X アルミフレーム ハードテール @350,000円

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BESV TRS2 AM(数日前に発表されたばかり)フルサスで、このお値段!

車両重量 23.2kg タイヤサイズ 27.5×2.35 アシスト3モード モーター:シマノSTEPS8080 アルミフレーム フルサス @445,000円

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BESV TRS1 軽さは正義!

車両重量 19.3kg タイヤサイズ 27.5×2.6 アシスト3モード モーター:シマノSTEPS8080 カーボンフレーム ハードテール @462,000円

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MERIDA eBIG.SEVEN600 YPJのライバル。車重も軽い。

車両重量 19.2kg タイヤサイズ 27.5×2.2 アシスト3モード モーター:シマノSTEPS8080 アルミフレーム ハードテール @359,000円

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Panasonic XM-D2 乗り心地、安定性は素晴らしい!

車両重量 26.2kg タイヤサイズ 27.5×2.8 アシスト3モード モーター:Panasonic アルミフレーム フルサス @600,000円

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番外: Specialized Men's S-Works Epic 圧倒的な素晴らしさ・・・(溜息)

車両重量 8.73kg タイヤサイズ 29×2.1 29×2.3 アシスト無し  カーボンフレーム フルサス @1,036,800円

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インプレッション(あくまでも個人的な印象です)

パワーユニットのトルク感

PW-X≧PanasonicBoschShimano

YAMAHA PW-Xのトルク感は凄まじい! トライアル車 YAMAHA TY250みたい(笑)

アシストがかかると身体が後方に持っていかれ、ウイリーも簡単、ストップアンドゴーならホイールスピンする勢い。 パナ&Bosch(別の時に試乗済)のパワーユニットもパワフルですが、低ケイデンス時のトルク感、レスポンスはPW-Xが上。

シマノSTEPSはフラットなトルク特性でパワフル感、アシスト感を余り感じさせず、他社のユニットと方向性が異なります。オフロードよりもロード向きのセッティング?

操縦性

MERIDA、TRS1≧YPJ-XC≧TRS2 AM、XM-D2

 MERIDA、TRS1が軽快、YPJ-XCも遜色なく、車重が23kgを超える2モデルは、モッサリした動きですが前後サスの動き、安定感は、この2車が優れていました。XM-D2はXM-D1(昨年試乗)よりも良くなりましたが、他車に比べると若干、フロントヘビー気味です。

走行感

どのモデルも舗装路で約25km/hを超えると速度維持が大変。車重が軽く細いタイヤのモデルが、まだ楽。舗装路&非舗装路に問わらず、2.3インチ幅以上のタイヤはクロスカントリー程度ならオーバーサイズに感じました。125ccのオフロード車でもFは2.75サイズ。舗装路移動が伴うなら特に。軽快感が失われてしまい、別の乗り物感を強く感じます。美味しい速度帯は10〜20㎞/h、アシストの恩恵を強く受けられます。

オフロードでの乗り心地はXM-D2≧TRS2 AM≧TRS1≧MERIDA、YPJ-XCの順。

バッテリー容量

どのモデルもだいたい約500wh。フルパワー走行で約2時間ですが、一番ハイパワーモードで山の中を約50kmトレッキングしてもバッテリーは残ってて、5〜6時間はたっぷり楽しめます(Yamahaメカ談)

総評

私が乗るシュチュエーション 舗装路70〜80%、非舗装路20〜30%(林道など)ならハードテール、アルミフレームで十分ですね。フルサスのメリットが出るのは、荒れた下りをハイスピードで走る、ジャンプの時ですが、フルサスMTB、オートバイのオフロード車に乗っていた身としては一番、ユニットがパワフルでオフロードでの扱い易さを考慮するとYAMAHA YPJ-XCが費用対効果、バランスが優れていると感じました。堤防の堰堤など助走無しで登る気にさせる?のは唯一、EXPWモードを有するこのモデルだけです(苦笑)

タイヤの太さ、車重、パワーユニットの違いで印象が変わるので、試乗を強くお勧めします。

(補足)番外で乗ったスペシャ、舗装路はクロスバイク並に走って、操縦性もピカイチでした・・・

2018 真夏のサイクルウェア 上半身編

年々、夏は暑くなっているようですね (~Q~;)

暑くても自転車に乗りたいと言うか、休日に悶々と自宅にこもっても精神衛生上、良く有りません。

そこで暑さ対策の一環として?、手持ちのヘルメットを含め、ウェアも違う物に着替えて一番、涼しく感じられる組み合わせを探してみました。

テスト条件

ここ1ヶ月、毎週末、一番暑い時間帯(お昼~夕方)、外気温は平均36℃で毎回、約70km走行(大汗💧)

熱中症にならないように心拍は150以下に迎え、無理の無いペース。

充分、水分補給して、やばいと思ったら、すぐ日陰で休憩(苦笑)

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ヘルメット

テスト機材:KASK ValegroSpecialized EVADEGIRO SYNTHE

ヘルメットインナーキャップとしてMorethan サイクル キャップ 防風 透気 吸汗 速乾 CVP-001を使用しました。

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これがベスト:Team SKY御用達のKASK Valegro

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EVADEは別としてGIRO SYNTHEよりも、涼しく感じられました。ヘルメットの頭頂部よりも、こめかみ辺りのホールのお陰で涼しさは、かなり違いますね。ヘルメットの形に好みは有るでしょうが、涼しさではベストでした。

インナーウェア

日焼け対策&インナーウェアを着ていると、ジャージ単体よりも涼しいので着ています。基本的に長袖を愛用。

テスト機材:

 adidas TECHFIT CHILLUNDER ARMOUR HEAT GEAR アーマー2.0中華インナー AOSTERPEARL IZUMI  108 プレミアム アンダー ロングスリーブ

これがベスト:中華インナー AOSTER Pro 2017 Bike Cool Mesh Superlight @2.418円

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着た瞬間から冷感を感じます。夏用アームカバーと同じヒンヤリ感が上半身全体に拡がります(苦笑)

裏地は、撥水効果を持たせているような感じです。炎天下でも走ってさえいれば、かなり快適に走れます。日向は扇風機、日陰に入れば、エアコン並の涼しさ♪ ←  少し、大袈裟です(^^;)

高温下でも乾燥している日には、日陰に入ると眠気を催すほどの快適さ、コストパフォーマンスも抜群です。

ただ、PEARL IZUMI 108の様な紫外線防止効果は無いでしょうね。メッシュ生地の弱点です。108の様なアーム部分のゴワゴワ感が無くフィット感は、此方が上です。

サイズ的には日本人サイズで、そこそこのコンプレッション効果も有りますが、TECHFITほどでは無く、程よい物です。

HEAT GEARはフィット感が抜群ですが、若干、涼しさが落ちる感じです。

ジャージ

テスト機材:

中華ジャージ SpexcelSugoi RS Climber's JerseyShimano サイクルジャージ 2013

これがベスト:Sugoi RS Climber's Jersey

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Amazonタイムセールにて激安で購入。粗いメッシュ生地でインナーを着ないと透けてしまいますが、涼しさは格別! 今後、真夏に着るならクライマージャージの中から、選ぶ選択肢しか有り得ないと思えるほど(笑) 

次点は、意外と甲乙つけがたかった、中華ジャージ Spexcel・・・

脇下~腰骨辺りまで粗いメッシュ生地、ジャージ自体の生地はツルツル。単純な構成ながら涼しさは、かなりの物。生地に秘密がありそうです。

Alexrims CXD4 レビュー

本中華2号に装着していた激安カーボンディープホイール中華三昧1号。

そこそこの重量、乗り心地も比較的、良いホイールです。

同価格帯の金属ホイールと比べると、軽いのですが、掛かりが悪い(進み易さに欠ける)

本中華2号のみダンシング時、車体を左右に振るとディスクローターとパッドが接触します(^_^;)フロントのみ。

本中華1号では大丈夫。フロントフォークの太さ(剛性)が影響しているかも?

これはQR(クイックリリース)からスルーシャフトに変更すれば解消できるかも?と以前から思っていました。

そこで、お手頃価格で軽く、掛かりが良いディスクブレーキ用のホイールを選んでみました(苦笑)

選んだホイールは

「Alexrims CXD4」http://www.alexrims.com/products/cxd4/@42,700円

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重量:1,560g、オフセットリム、標準でQR、スルーシャフト2種類の変換アダプターが付属しています。

候補として、「FULCRUM RACING 6 DB 2WAY-R」も上がりましたが、センターロックのみ、重量的に中華三昧1号ホイール(1,627g)と同等の1,690g。センターロックは余り好みじゃない・・・^^;

1,500g台のディスクブレーキ用ホイールってなかなか、無いですよね? 特に5万円以下では・・・

中華カーボンローハイト、スルーシャフト対応品も考えましたが、余り評判がよろしく無い。

リムの剛性(リムの硬さが足りない)、スポーク、スポーキングを考えると体重80kgオーバーの私には、ぐにゃぐにゃでしょうね(-_-;)

Alexrims CXD4も仕様で不満がないと言えば、ストレートスポークで無いところが唯一の不満点。ただオフセットリム、ワイドフランジで掛かり、横剛性も良さそうな構成です。

Alexrims CXD4 1.536gとFULCRUM RACING 6 DB 2WAY-R 1.690gとの重量差は、154g。スポーク本数は同じです。

スポークはCXD4が丸スポーク、RACING 6 DBはエアロスポークなのでRACING 6 DBが若干、重い? ハブをダイエットしているのかなとも思えますが、剛性を考えるとリムメーカーなのでリムが優秀なのかも(苦笑)カチッとした乗り味はRACING 6 DBが上かもしれません・・・

ホイールが届き、QRからスルーシャフト用にアダプターを交換。本中華2号はマルチファンクションフレームなので、こちらもアダプターを交換してスルーシャフト対応化しました。スルーシャフトは中国から@4,432円

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走行編

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タイヤ SCHWALBE ONE 25C クリンチャー、空気圧は同じ。

中華三昧1号ホイールより乗り心地が良くなった?  特にフロント( ¯―¯٥)

掛かりは、なんちゃって結線した中華三昧1号より、やや向上。新品なのでハブの回転がイマイチ。

中華三昧1号ホイールと比べるとスポーク本数は同じ、中華三昧1号はエアロスポークの38mmカーボンディープリムですが、リム自体の剛性は、こちらが上だと思われます。

ダンシングしてもパッドとディスクローターが接触しない、フロントフォーク、チェーンステーが良く動いて、仕事している感じが伝わってきます。この辺りはスルーシャフトの効果でしょうね。

本中華1号改め山菜1号のように極太のフロントフォークならQRでも十分ですが、本中華2号のような細身のフロントフォークだとスルーシャフトじゃないと剛性が確保出来ないんでしょうね。

乗り心地、剛性、軽量化を考えると普通のロードでも今後、スルーシャフト化が進む予感がします。

ブレーキキング、下りのコーナーリングも不安も無し。フロント廻りのふらつきも解消。

最近のエアロロードフレーム、フロントフォークのオフセット量が少なくて、ディープホイールだと風の影響を受けやすい気がします・・・

road.cc

リム幅が17Cから19Cになり、乗り心地は悪化すると思われましたが意外でした。今度はチューブレス化してロングライド向けにチューンナップしてみたいです。MTBなどで太いタイヤを履かせてチューブレス化も面白いと思います。いずれにしてもコストパフォーマンスは高いホイールですね。