☆ Everyday bicycle life(毎日自転車生活) ☆

自転車・オートバイに関わること全般を気ままに書いてます(^^;

自転車 フレーム塗装

本中華1号のリニューアルに伴いフレーム塗装にチャレンジしてみました。

自分でフレーム塗装するメリットは、「好きなカラーリング、デザインに出来る」「費用が安く抑えられる」につきます。

デメリットは下地処理を含め、作業する手間(作業する時間)が当然、かかります。

また作業する場所の確保、屋外で塗装する場合、天候などにも左右されます。

塗装作業は気長に焦らず・・・(^_^;

塗装は失敗しても直すことが出来ますが、焦って作業を進めると手直しに時間がかかり、完成までの時間が、さらに遅くなります。← 経験者談(苦笑)

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大まかな作業手順

下地処理(ペーパー掛けなど)→マスキング → 脱脂(油分、汚れの除去)→ 下地塗装 → 本塗装 →仕上げ(磨き等)の流れになります。

下地処理

今回は元塗装の剥離作業を行っていません。中華カーボンフレームは下地塗装のみなので・・・(^_^;

1000番(#1000)程度のサンドペーパーでフレームの傷の修復、塗装のノリをよくする為にペーパー掛けします。サンドペーパーはホームセンターで1枚、数十円~、セット品でも数百円の値段です。塗装の下の下地が見えるほど磨く必要は有りません。

ペーパー掛けは、まんべんなく行います。特にフレームの継ぎ目などペーパー掛けしづらい所は、研磨が不十分だと塗装して乾燥した後に「塗装のはがれ」が起きやすくなります。

マスキング

ペーパー掛けした後にフレームの油分や汚れを落とします。中性洗剤で水洗いし、良く乾かします。

それから塗装の際、色を塗らない部分を保護するためにマスキングテープや要らない紙などを使って保護します。マスキングのコツは塗装する面との境界にマスキングテープを貼る、その上からマスキングテープ+紙などで色を塗らない部分を保護します。

マスキングする紙は新聞紙でも構いませんが、新聞紙を触った手でフレームを触ると新聞紙のインクがフレームに付いてしまいます。脱脂作業をした後で、うっかり触らないように注意して下さい。

日東 マスキングテープ No.720 18mm×18m@100円前後

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脱脂作業

洗車後、水分が残っている状態で脱脂作業を行うと十分な脱脂効果を得られないので注意して下さい。

脱脂作業、文字どおり、フレームの素手で触った部分やチェーンオイルやグリスの油分を除去します。油分や泥が残っていると塗装がはじいたり、後で塗装のはがれが起きてしまいます。

今回は、こちらの商品を使用しました。ウェス(柔らかい布、下着等)にスプレーを吹き付けて、フレームを拭き上げてゆきます。直接、フレームに吹き付けて作業すると隙間等に溶剤が残ってしまいます。時間がたてば気化しますが・・・。

SOFT99 ( ソフト99 ) 99工房 シリコンオフ 09170 [HTRC2.1]@682円

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次は、いよいよ塗装です。ここまでは、どうにか屋内で作業しましたが、塗装は屋外で作業することにしました。屋内でも出来ないことは無いですが、換気、賃貸住宅という点を考慮しました。

屋外で塗装するとなると今度は場所の問題が浮上。結局、会社の屋内駐車場スペースを借りることにしました(苦笑)

下地塗装前の状態

マスカーテープで塗料が建物等に飛ばないように保護。メンテナンススタンドにフレームを固定した状態です。当日は風が有りほこりが立たないように床に水をまきました。

広範囲を簡単にマスキングするにはマスカーテープが便利です(^_^)v

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下地塗装

本来、元塗装を剥離し下地処理後、金属フレーム&パテで補修した部分に錆止めと塗装のりを良くする為にプラサフ(プライマリーサーフェーサー)を下地塗装します。

今回は黒色のフレームに上塗りすると、その色が沈んでしまい本来の色より黒っぽくなるのとキャンディカラーに仕上げる為に下地塗装をしました。

Holts(ホルツ) ファッションカラーペイント キャンディー下塗りシルバー FA-11 300ml MH11411 [HTRC3]@1.499円

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下地塗装の日はお天気も良く湿度も低めでしたが、気温が16~17℃と低め、風もかなりあったので苦労しました(^_^;) 

気温が低い日はスプレー缶を湯煎し塗料が噴霧状になりやすくしたりと工夫が必要です。屋外で作業する場合、塗装する日は暖かく気温が22~23℃で天候が晴れで湿度が低く、風のない日が望ましいですね。

温度が低く湿度が高いと塗った塗料がたれやすくなり(色だれ)、補修に時間がかかってしまいます。

塗るコツは、薄くまんべんなく、色だれしないように2~3回、重ね塗りします。

ちなみに下塗りシルバーは約1.5本、使用しました。

下地塗装後

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塗装した後は屋外で塗装を乾かす時は風が吹き込まない場所に保管しましょう。風と一緒に巻き込んだ砂ぼこりなどが乾燥前の塗装に付着するので要注意です←経験者談・・・

本塗装

塗料が充分に乾いた後、再度、サンドペーパー1000番(#1000)でフレームをペーパー掛けし、脱脂作業。

塗装が乾いた後、指で塗装面をなぞってみると解りますが、塗装面は砂ぼこり等が付着してザラザラです。

 最高気温20℃以下の場合、2~3日では塗装が完全に乾いていません。乾いていない状態でペーパー掛けすると入浴時の垢すりのように、塗装がぽろぽろ落ちてきてしまいます(苦笑)

屋内ならまだしも屋外では気温が低い時、サンドペーパー掛け出来るようになるまで、1週間は掛かりますね。

冒頭にも書きましたが「塗装作業は気長に焦らず・・・」と言うのは、この事です(^_^;

下地処理、脱脂作業は根気の要る作業です。塗装にも時間がかかります。

Holts(ホルツ) ファッションカラーペイント キャンディーブルー FA-14 300ml MH11414 [HTRC3]@1.499円

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本塗装1回目

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本塗装 最終

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本塗装のキャンディーブルーは2.5本使用

仕上げ

仕上げはクリア塗装。塗装面の保護&艶出しです。クリア塗装が乾いた後、再度、塗装面をサンドペーパー1000~2000番でペーパー掛けして塗装面を綺麗にします。その後、細目コンパウンドで磨き、ワックス掛けして終了。

Holts(ホルツ) カーペイント A-4 クリア 300ml MH11604@971円

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トータルで手直しを含めて約1ヶ月、かかりましたσ(^_^;)

時間の無い人は業者さんに任せた方が良いですね。