中華カーボンホイール 中華三昧1号
本中華1号、Salsa Vaya3でディスクブレーキ用ホイールを使ってきましたが、どれも前後で約2㎏(^_^;
もう少し軽くて、できれば見た目も格好良い、ディープホイールが欲しいけど資金が限られます(苦笑)
ホイールを探すこと1ヶ月、選んだホイールは中華カーボンホイールとなりました・・・(^^;;
購入時は約33.000円。発注し商品到着は10日後でした。購入先は、こちら
Specification
Rim
Material : TORAY T700 full carbon fiber ← 本当かな?(汗)
Surface : 3K matte
Size : 700C
Rim width : 23mm U Shape
Profile : 38mm Tubeless ← オールラウンド、風の影響を考えてリムハイトは38mm。
Hub
Model : NOVATEC D711SB/D712SB hub (black)
Front hub : standard QR Rear hub : standard QR
Cassette body : Shimano 9/10/11s
Spokes
Model: Mac aero 494 spokes (black colour)
Hole:Front 24H, Rear 24H
Lacing : both front and rear wheel 2X cross lacing
Nipples
Material:Aluminum nipples (black)
Weight :1650g+/-30g/pair excluding skewers for 23mm width 38mm Tubeless wheels
このホイール、いろいろな点で妥協して買ってます(笑)
スポーク&ハブがストレートプルじゃ無いとか、その他もろもろ・・・
それでは検品
全体的に仕上げは綺麗です。梱包もしっかりしてました。
台湾ギガンテックスのリム?
Tubeless対応リム
NOVATECハブ、Jベンド用。
フロント750g、リヤ877g 計1.627g
検品してみると、そんなに悪くない。ホイールのふれも無く、ホイールセンターもキッチリ出てますね。スポーク組もディスクブレーキ推奨の組み方が有るんですが、ちゃんとその通りに組んであります。チタンQR、スペアスポーク3本付。
1.今回、妥協した部分
スポーク&ハブ
旧タイプのJベンドなのでストレートスポークと較べて折れやすく、スポークテンションも上げにくい。完組ホイールのシャマルウルトラと較べるとニップルサイズ、スポークの幅、厚みも全然、違います。特にMac aero 494はSapim CX系より弱いという噂も。
これだと完組みホイールが重くなりそうですがスポーク本数が違います。
リヤ中華24本に対してカンパ21本、リム剛性も高いでしょうね。同じ本数なんかにしたら中華は全く走らない?スポークテンションにもよりますが私の体重(80kg)では(苦笑)
ストレートプルのハブ、太キシメンスポークが有れば勝負出来るでしょうが、太スポークが、まず手に入りません。
ストレートプルのスポーク、ハブも手に入りますが、種類も少なく、お高いので、手組ホイールは売れないと言うか、専用設計のスポーク、ハブを使っている完組ホイールが主流になってしまったんでしょうね。
2.試乗インプレッション
トータルで200km以上、同じタイヤ、空気圧で走ってみました。
(風速10m/s前後の風の中)
思ったよりハンドルが取られない。U Shapeのリムが効いているのかな?
(乗り心地)
カーボンリムのお陰か?若干、乗り心地が向上。リムの内幅が17Cに拡がって悪化すると思われましたが意外でした。
(かかり具合)
ペダルをグッと踏んだ時のかかり具合(反応)がぬるい?以前のホイールより走らないように感じました。妥協した部分が出た?(苦笑)。体重を10kg以上落とすか(笑)フリー側スポークを丸スポークの太い物に組替すれば印象は良くなる?、リヤだけ50mmハイトにすれば良かったかな?などと考えましたが、暫定措置を施したところ改善が見られました。
(操縦性、登坂力、その他)
操縦性の変化は微妙、約400gホイールが軽くなったにも拘わらず登坂力は大差なし、少し楽になったかも?(笑)。下り坂でのスピードの乗りは、まずまず。ホイールが軽くなった分、漕いでる時間が長くなったかな?(平坦)
3.かかり具合改善、暫定措置
タイラップで「なんちゃって結線」。眠りから覚めて別物になりました( ゚Д゚ )♡
体重60~70kgまでの人なら必要無いかも(苦笑)
4.まとめ
約200km以上、走行してスポークの緩み、リムの振れをチェックしましたが、すべて問題なし。驚くほど変わったかと言われると微妙ですが、この価格ならコストパフォーマンスは高いでしょうね。このリムを使ってストレートプルのスポーク、ハブを使ってスポーク組を工夫すれば化けるかもしれません。事実、大手メーカーでも中華カーボンリムを使ってストレートプルのスポーク、高級ハブを使って手組しているメーカーが有ります。耐久性は未知数ですが消耗品と割り切って使うなら、見た目も良いし、まんざらでも無い製品だと思います。ホイール、フレームに関して中国で使用しているカーボンはT700~800クラス。T1000以上は軍需用途に使われる恐れが有るとして禁輸されているそうです。私のような貧脚にはホイールもフレームもT700~800クラスのカーボンで充分だなと感じました(^^ゞ
自転車 ツールケース(ツール缶)の中身を考える
先日、久し振りに十数人でツーリング。
とある方の自転車が連続でパンクしました。
パンク修理のお手伝いをさせて頂きましたが私を含めて3名の方が同じツール缶を使用していてビックリ!(笑)
出先でのトラブルで予備パーツや工具が無いと修理できません。日頃のメンテも重要ですが、修理の仕方が解らなければ、その場で万事休す、レスキュー隊の要請となります。
また携帯ツールの中には精度が悪く使い物にならない、使い勝手が悪く修理に時間がかかるケースもあります。
日頃、単独走行が多く、それなりの予備パーツや工具を携帯して走っていますが、ツール缶(ツールケース)を含めて再考してみました。
選定条件:トラブルの際、可能な限り修理し自走可能。自宅のメンテで流用できる物(苦笑)
そこで選んだ予備パーツ、工具がこちら
厳選したつもりですが、たくさんありますね。果たしてツールケースに全部、収まるんでしょうか?(;'∀')
一品ずつ、ご紹介、致します。
1.ツールケース
KAPELMUUR(カペルミュール) サイクルジップツールケース@3.186円
今までのツール缶(ELITE SuperByashi)からツールケースに変更。予備パーツや工具が取り出しやすいですね。雨天時の防水性に関してはツール缶が上でしょう。内容量は同等です。EVA素材で滑りにくく柔らかい。カラーは他にホワイト、イエローがあるようです。
2.使い捨てゴム手袋
ニトリスト・フィット 100枚入り@827円
通常のメンテでも使っています。1枚当たり約8円。手にぴったりフィット、小さい物でもつまみ易く最大の利点は手が汚れない!(笑)
パンクした時、タイヤの内側を手で撫でてチェックしますが、パンクの原因になった異物でケガをすることも有ります。完全ではありませんが、多少なりとも防ぐことができると思います。自転車以外にも何かと使えますね。
3.タイヤレバー
LEZYNE Power Lever XL YELLOW タイヤレバー2本セット@680円
今までいろいろなタイヤレバーを使ってきましたが、丈夫で長さもあり、これが一番、使いやすいです。
チューブレスリムのタイヤ組込には、かなりタイヤレバーに力がかかる事があります。強度が足りないと折れちゃいますね。レバー先端も逆U字型なのでタイヤ、チューブにダメージを与えない形状になっています。
カラーは他にブラックもあります。このタイヤレバーの良さがわかる人は相当のツウかもしれません?(謎)
4.エアーインフレーター、エアーボンベ
TNI CO2 ボンベセット@1.580円
バルブ式のエアーインフレーターも何種類か使ってきましたが、これが一番かも。バルブ周りの作りが良いですね。エアーボンベも一般に売られているものが使えます。米式・仏式バルブ両対応。
5.エアーポンプ、延長チューブ
Air bone スーパーミニポンプ@2.149円、TRISPORTS お助けチューブ@686円
ミニポンプはエアーボンベを使い果たした時用です。小型軽量、4~5気圧までは入りますが200~300回はピストン運動が必要です。
インフレーターやエアーポンプのみで空気を入れる際、チューブのバルブに力が加わり過ぎるとバルブが折れてしまうことがあります。
この延長チューブがあると空気も入れやすくバルブ折れのリスクも防げる、仏式バルブでもガソリンスタンドなどでエアーの補充が可能になります。
6.パッチキット
パンクの際、後々のトラブルを避けるためにチューブは基本的に修理しません。
チューブを使い果たした時用&タイヤのトレッド(接地面)やサイドをカットしてダメージが大きい時にはタイヤの内側にパッチを張ります。
タイヤカットした部分からチューブがはみ出して、またパンクってことが過去にありました(^^;
ゴムノリ不要のスーパーパッチは便利ですが、この用途だと少し小さ過ぎますね。
7.予備チューブ、ダイヤルロック
2本セット Continental チューブ Race28 700×20-25C(仏式60mm)@1.400円
予備チューブは必須ですね。MTBなどパンクの確率が高いオフロードを走行するなら2本は欲しい所です。
またチューブレスタイヤでタイヤカットしてもタイヤにチューブを入れると走れます。
ダイヤルロックは食事など短時間、自転車から離れる時に使用しています。
8.とげ抜き
SK11 トゲ抜き 75mm SS-1@751円
とげ抜き、何に使うんでしょうね?(苦笑)パンクの時、タイヤに刺さった細い針金などを抜く時に使います。これが無いと直せない・・・時もあります。
9.六角レンチ
PWT ロングサイズ ボールポイント 六角棒 レンチセット 7本組@987円
携帯ツールの六角レンチの中には精度が悪くネジを舐めてしまったり、締める時の力加減が微妙に違ってしまいます。
この六角レンチは滑り止め加工され片側はボールポイントなのでネジを落とすことなく狭い箇所でも作業することができます。
ネジの締め方はボールポイント側で締めてから通常の六角側で締めるが理想形です。
自転車のメンテで使うのは主に3、4、5、6mmなので、この4本+8mm(ペダル用)だけでも構いません。
10.エマージェンシーディレイラーハンガー
LifeLine エマージェンシーディレイラーハンガー@1.580円
過去のディレイラーハンガー折れの経験を元に選んでみました(^_^;)
ディレイラーハンガーが折れてしまうとリヤディレイラーもお陀仏になる事があります。その時は、リヤディレイラーを外しチェーンを適当な長さに切ってピストのように直結状態に変更して走れるようにします。
リヤディレイラーが無事で、これが有ればディレイラーハンガーが折れても走れる状態に戻せますが変速は、しないほうが良いですね。また壊れる可能性があります。
11.チェーンカッター
TOPEAK ユニバーサル チェーン ツール@1.445円
比較的小型のチェーンカッターです(サイズ:L83×W43×H15mm)
携帯ツールのチェーンカッターでチェーンを切る作業は大変です。
このチェーンカッターは作業が楽で便利なチェーンフック付きです。
ディレイラーハンガーが折れた、リヤディレイラーが壊れた、チェーンのコマが固着した時には、必要ですね(笑)
12.ミッシングリンク
KMC 10スピード用ミッシングリンク CL559R 2セット入 シルバー@809円
チェーンが切れた、切った時に使います。写真とリンク先の物は10速用です。ご自分の自転車に合ったものをお使いください。
13.ドライバーセット
trad 9pcs.精密ドライバーセット ペン型差換式 ブルー TPS-9B 819801@596円
自転車のメンテでドライバーを使うのはディレイラーの調整ぐらいですから+ドライバー一本だけでも良いんですけどね・・・。
まとめ
今回も?独断と偏見で選んでみました。欲を言えばスポークレンチ、ペダルレンチなども入れたかったのですが満杯になりました(苦笑)
どうにかツールケースに収まりました。ファスナーも閉まりました。ボトルゲージにも無事、収まりました(;^ω^)
輪行袋も積みたいなぁ・・・
冒頭にも書きましたが、これだけあれば7~8割方は現場で修理し単独で自走して帰って来られると思います。自転車用携帯ツールと基地用自転車メンテツールを流用できるものは流用して無駄な出費を抑えることもできます。
使い慣れた工具で修理すればミスなく作業時間も短縮、トラブルの際に慌てなくて済みますね。
まあ、一人で走らなければトラブルの際、頼むこともできますが・・・
一人の場合はタクシー等を使っても良いですね。
より軽量化するなら持つものを減らすも良いですが、修理ができない人でも一番リスクが高いパンク修理の為にタイヤレバー、スペアチューブ、エアーインフレーター、エアーボンベぐらいは持って走ることをお勧めします。
出先で修理してもらう時でも最低限のエチケットだと思います。
今回、スポークレンチ、ペダルレンチ、ケーブルなどは含めませんでしたがスポークなどはドライバーの柄などで軽く叩いて緩みをチェックすることができます。
トラブルのリスクを減らすためにも日頃のメンテ、点検も大事ですね。
弾丸下道シリーズ 2
シルバーウィーク、自転車に乗るつもりでしたが、あいにくのお天気。
なので高知に行って、鰹のたたきを食べてきました。
仕事&プライベートで日本全国、津々浦々、いろんな処に行きましたが唯一、行った事が無かった高知県。
鰹のたたきも好きなんですよね(笑)
9~10月は戻り鰹の季節で今が旬。
高知市内で食べても良かったのですが、各お店に卸している卸元=漁港の近くのお店にしました。もちろん今回もお車です(苦笑)
今回のコース 赤:往路 青:復路
往路:Yahooカーナビ、復路:Google map
行ったお店 田中鮮魚店 高知県高岡郡中土佐町久礼6382(大正町市場内)
ネットの情報では朝9時から食べられるとの情報。
現地に着いて看板を見ると開店は朝8時から、お食事は9時から?(^^;)
鰹のたたき1.200円の切り身を量が多すぎるので半分にしてもらい600円。
お店で購入すると真向かいに有る食事処で、お食事できるシステムです。
待つこと数分、盛り付けられた「鰹のたたき」が運ばれてきました。
これにご飯とお味噌汁250円、サービスの塩とにんにくをプラス。計850円也。
スーパーの鰹のたたきと別物。なまぐささが全く無いし冷凍解凍品にありがちな肉汁も出てきません。
塩とにんにくで食べるのも良いですね。漁師さんは、このスタイル(笑)
付いてきた、鰹のたたき専用タレもゆず入りで、こちらも美味しく頂きました。
今回のデータ
往路 616km 淡路島経由
復路 652km 岡山経由
まとめ
今回も前回と同じく無泊二日、トイレ休憩以外は、ほぼノンストップ1.268km、所要時間27時間20分、トータル平均燃費22.2km/ℓ。四国への出入り以外は高速道路不使用の下道で走りました。
四国への連絡橋も料金がお安くなりましたね。昔は瀬戸大橋で片道4.000円でしたがETC休日割引を利用すると軽自動車で1.590円。
お蔭さまで今回は高速代+ガソリン代、お食事代などを含めて1万円以内で収まりました(^^♪
高速料金が安くなったあおりで四国では衰退した産業もあるようです。
弾丸ツーリング 恐山
8月10日、明日から、お盆休みです。
社長「明日から、お盆休みやけど、どっか行かんが?」
私「お盆は道路混むし・・・」
社長「行きたい所、無いん?」
私「青森県の恐山か高知でカツオのたたきが食べたいんやけど。どっちも遠い・・・」
仕事が終わり自宅に帰還してから、沸々と走りたい気分?になり、そそくさと準備後、出発。今回の目的地は恐山、全線一般道(下道)の経費節減 弾丸ツーリング(笑)
さすがに自転車では行程的に厳しいので、お車で自走します(^^;;
行きはYahoo!カーナビ、一般優先モード 走行距離875km、所要時間18時間48分・・・
自宅18:34発~新潟市 8月11日 1:00~秋田市4:00を過ぎ八郎潟付近で燃料警告灯点灯(苦笑)
幸い、41km先に24H営業のGS。GSで給油後、確認すると、ここまで646km。
夜間の一般道走行は早めの燃料補給が大切ですね(^_^;
青森市内8:00、さすがに眠くなり30分仮眠後、再出発あと110km(ё_ё)
ひたひたと走り恐山に着く前に釜臥山展望台。
まず目に付いたのがダース・ベイダーの基地では無く航空自衛隊第42警戒群レーダーサイト。
むつ市内
悪の先制攻撃を受けやすい所なので、そそくさと退散、恐山に向かいます(^^;;
駐車場に到着する前に(じらすなぁ苦笑)通称:三途の川、正式名:正津川に架かる、あの世への橋・・・
水は綺麗ですが辺りに香る硫黄臭・・・。渡りきると本当にあの世に逝きそうなので途中で折り返しました(苦笑)
ようやく恐山菩提寺に到着12:07、走行距離905km、所要時間17時間33分。
入山料500円也、気温26℃。爽やかなお天気です。
順路に沿って観光客のように観光、なかなか、ご立派な建物でございます。
最近はイタコさんの数も減って大きな催しが無いと、おいでないようです。当日は建物の中にイタコさんとおぼしき方がいらっしゃいましたが・・・
風車の弥七、バチ当りですね~(苦笑)幼子の霊を慰める物のようです、
ここのお風呂に入る用意もしてきたのですが入ると帰れなくなりそうなので断念。入山料を支払うと無料で入浴できるそうです。別の場所に女湯も有ります。
この様に石積みした所が点在しています。能登にも石積みのお墓とか有りますね。
おなじみ六地蔵の巨大版。六道輪廻思想の根源?
恐山を後にします。
帰る途中、「1杯飲めば10年、2杯飲めば20年、3杯飲めば死ぬまで若返る」と言われる「恐山冷水」を3杯飲んで帰路につきました。とても冷たくて美味しいお水でした。
帰りはGoogle Mapのルート検索機能を利用。
恐山13:15発~秋田市内19:30~日本海東北自動車道無料区間~新潟市内 0:00~自宅8月12日 5:00着 走行距離 870km、所要時間 15時間45分。帰りは右足かかとが痛くて閉口しました(^_^;)
使用機材 スズキ スペーシア Gリミテッド
総走行距離 無泊3日 1.775km(GPSロガーデータ)
平均燃費 23.5km/ℓ(車載燃費計データ)エアコンAUTO 26℃設定。
久々の長距離走行、なかなか楽しめました。今度は自転車車載で、もっとゆっくり楽しみたいと思います。
夏のインナーウェア サイクルジャージ その2
真夏用サイクルジャージとしてAsoss、PerlIzumiをメインに使ってきましたが新たにShimanoのジャージを追加しました。
Shimano サイクルジャージ 2013 型落ち品^^;
機能的に最新モデルと遜色無くデザインもこちらの方が好み、お値段もお得(^^;)でした。
他のジャージとの比較(ジャージ背面から撮影)
特徴:※サーモグラフィー&個人的考察(※前回の記事を参考して下さい)
1.ASSOS SS13 Summer Jersey 2009
特徴:前回の記事、体表面の温度の画像を見て頂くと判りますがASSOS、2009年当時から体表面の温度が高くなる箇所を把握していたようですね(^_^; 両肩、背中中央部、温度の高い箇所のベンチレーションを考えていますね。別パネルで脇下も粗いメッシュ生地で作られています。最近のモデルはコストの絡みかパネル数も少ないですね。パネルが少ない=着心地重視、コスト削減?インナーウェアを着るなら着心地よりも涼しさを優先します。
2.PEARL IZUMI UVフレスコJersey 2013
特徴:背中のパネルは同じ生地で作られているようです。背中はメッシュ生地ですがベンチレーションホールが無いので上ハンドル縛りだと、やや背中に熱がこもります。ただ脇下のメッシュ生地は別パネルで大きめのベンチレーションホールで脇下の涼しさでは、この製品が一番です。
3.Shimano サイクルジャージ 2013
特徴:両肩は別パネルで別生地、背中中央には別パネル、別生地の粗いメッシュ生地で背中のベンチレーションを確保しています。脇下も別パネルで背中中央パネルと同じ生地が使われています。
涼しさと価格から見た比較
テスト環境:気温 30~32℃、湿度 50~57%、風速 2.6~5.8m/s、走行距離70km
涼しさ:ASSOS≧Shimano>PEARL IZUMI
Shimanoのジャージ、高級品ASSOSと遜色無い涼しさです。最近の製品は背面にメッシュホールが無く1枚パネルの生地で出来ていますが個人的には背中にメッシュホールが有った方が、より涼しいと思えます。事実、PEARL IZUMIのジャージは背中に熱がこもりやすく若干、暑さを感じます。
価格、コストパフォーマンス:Shimano>PEARL IZUMI>ASSOS
Shimanoのジャージ、ASSOS並の涼しさにも関わらず、お値段はリーズナブル。コストパフォーマンスは最高です。ASSOS並のパネル数を使用し凝った造りにも関わらず、良心的な価格設定だと思います。敢えて注文を付けるとしたらデザイン。デザインがもう少し良ければ言うこと無しのサイクルジャージなんですけどね(^^;;
総評
各サイクルジャージの構造と体表面のサーモグラフィーを比較すると一目瞭然、涼しさの秘密が解ると思います。体温を下げるべき所の通気性を上げている事など良く考えられています。前回、温度と湿度の関係(不快指数表)を掲載しましたが個人的にインナーレイヤー+サイクルジャージの構成で、かなり高い気温の中でも、そこそこ快適に自転車で走ることが可能です。ただ湿度が50%台ならOKですが60%台に突入すると苦しいですね。大気中の湿度が高くなると気化熱の効果が減少します。高温下の平坦路では走行可能ですが登り坂となると走行風も減少しますし、平坦路でも高負荷状態では死兆星が見えてきますので、くれぐれもご注意下さい(^_^;)
夏のインナーウェア サイクルジャージ その1
今年も夏が来ました。
夏でも自転車に乗りたい時は、とにかく乗りたい!
乗りたい時の理由、乗りたくない時の理由、どちらもたくさん思いつきますけどね(笑)
できる限り涼しく、少しでも快適に走りたいので夏用のインナーウェア、サイクルジャージを基本から考え直してみました。
1.体表面の温度(サーモグラフィー)
背中が熱いですね(苦笑)夏の夜、背中が蒸して寝つけませんよね? 暑さを和らげるには体表面の温度が高い、赤・オレンジ部分の汗を気化し熱を逃がしてあげれば良い事になります(※気化熱)※打ち水で地面の温度を下げる事と同じです。
背中以外で温度が高いのは、両肩、首筋などもかなり高いようです。その他、汗をかきやすい脇の下など=気化熱で体温を下げたいところになります。
2.テストインナーウェア
Adidas テックフィットCHILLグラフィックロングスリーブ [Climachill]
従来製品との比較
五郎丸選手着用モデルです(苦笑)CLIMACHILL(クライマチル)シリーズは昨年2015年より発売されているようです。抗菌防臭、UVカット(UPF50+)、その他のカラー:白、黒。
日焼けによる体力消耗、肌と密着し放熱効果をアップする為にコンプレッションタイプの長袖を選択しました。サイクルジャージも同じですが肌との接触面を増やしたほうが涼しいです。サイズは「胸囲」を元に選択しました。胸囲で合わせると、だぶつきも無く密着度も高くなり風圧でも、裾がばたばたしません。タンクトップ、半袖タイプ、襟の形状が違う物も有ります。
気になるお値段は定価 6.372円 → 30%OFF@4.428円(税込)にて購入しましたがタンクトップは長袖の約半値で購入できます。
価格的にはパールイズミの自転車用インナーウェアと同じくらいですね(^^;;
今まで、いろいろな着方を試してみましたがインナーウェア+サイクルジャージの組合せが、夏は涼しく冬は暖かい。汗冷えも少なく保温性も高いようです。
3.テスト環境
・気温 30~32℃、湿度 50~57%、風速 2.6~5.8m/s、2日間(走行距離70km×2)
・サイクルジャージ 2種類(シマノ&パールイズミUVフレスコ)
2014年にテストしたインナーウェアと較べてみました。
構造
おたふくインナーと較べると前面パネルの生地が、ほんの少し厚め、ごわごわします。蛍光灯に透かしてみると倍ぐらいの厚みが有るようです。背面パネルは裏生地が有りますが前面、サイドパネルには有りません。お値段なりに縫製も良く全体的に型くずれにも強いように感じられました。
凝った造りの背面パネル。画像では判りにくいですが肌と接触する部分はグレー横ラインのみ、エアーホールが有る横ラインは僅かに凹んで汗の気化を妨げない構造です。
試着
本格的なコンプレッションインナーゆえ、おたふくインナーのように簡単には着れません(^_^; 腕が長い私でも手首までカバーする袖の長さ、自転車用では有りませんが、お尻までカバーする充分な丈の長さもあります。
おたふくインナーは袖の長さがワンサイズ、3cmくらい短か目、手首までカバーすることが出来ません。このインナーは前傾姿勢を取っても嫌な張り、首回りの違和感も無く身体にジャストフィット。試着後、コンプレッションインナー独特の圧迫感も暫くしたら慣れてしまいました(苦笑)
試走
腕周りは冷感アームカバーと同等レベル。走行風さえ有れば汗の量が多いほど脇下~背中が特に涼しく感じられます。胸元の涼しさもまずまずの涼しさ。前面は走行風の影響も有り気化熱が逃げにくいのかな?それを考慮に入れても、このインナー、おたふくインナーの涼しさとOUTWETの快適性を兼ね備えた優れたインナーウェアだと思います。特に背面パネルの構造が効いて背中の涼しさは抜群!(^^)組合わせたサイクルジャージの特性も良く引き出せていると思います。リファレンスインナーに昇格?(笑)
総評
価格的にもまずまず。汗溜りも少なく、速乾性も優れています。Adidasが提唱するCLIMA LAYERING SYSTEM、夏以外の季節にも1stレイヤーとして活用すれば年中、快適に過ごせるかもしれません(苦笑)今回はレイヤーの進化を凄く体感できました。たまには最新モデルも試さないと駄目ですね(^^;)
ただ外気温と湿度の関係には要注意。いかに優れたレイヤー、サイクルジャージにも限界が有ります。自転車用のクールスーツが将来、開発されれば別ですが汗の気化は外気温と湿度に影響されるので、くれぐれもご注意下さい。汗をかいても気化しなければ涼しくなりません。また水分以外に塩分、ミネラルなども失われるので補給をお忘れ無く。熱中症になる前に無理せず休憩+補給が大事だと思います。
次回はサイクルジャージ編です。
軽ハイトワゴン スズキ スペーシア 自転車車載
先日、スズキ スペーシア Gリミテッドが納車されました(^_^)
軽ハイトワゴン 自転車積載 比較を元に選択しましたが決め手は”車重の軽さ”ですかねぇ。軽けりゃ燃費が良い(苦笑)以前ほど車に対しては、こだわりが無くなりましたから(*´艸`)
以前、三菱ekワゴンの時は、この方法じゃ無いと積めない・・・
前後輪、取り外し、サドルの高さを下げ、逆さにしてタイダウンベルトで固定(~o~)
・使用機材
自転車 ColnagoEPS(2009)フレームサイズ565mm。ハンドル幅C-C420mm、全長1.650mm、全高1.050mm、前輪を外した状態で全長1.340mm(水平)
サイクルキャリア(2台積み)
inno IA305E(IA300)@16.953円→9.240円(楽天Be.Bike) 送料無料
Fフォーク固定部は付属の工具で首振り、高さ調整、前後左右位置の変更が可能なので2台積みでハンドル同士が干渉しない位置に調整する事が出来ます。
・積載イメージ(画像をクリックすると拡大表示されます)
※後輪は外していません。
リヤウィンドウにハンドルが干渉しないギリギリの位置
サイクルキャリアの固定位置は、この位置。後席シートベルトに干渉してしまいます。この状態でも助手席、運転席後ろの席に座ることが出来ますが、自転車は、この様な状態・・・
リヤディレイラーとスライドドアの隙間は3cm位。かなり厳し~~い(^^;;
助手席に小柄な人なら座れそうですが・・・。大柄な人は運転席後席ですね。
助手席を限界まで倒した状態。この状態だと自転車を斜めに積まなくても大丈夫。
この状態で約100km、走行してみましたが、かなりコーナーを攻めたり大きなギャップを通過してみましたが、ほぼ問題なし。2台積み、2人乗りなら後輪も外し後輪側はディスプレイスタンドなどを使って固定すると良いようです。
・まとめ
後輪を外さずに車載するとこんな感じになりました。まあ、こんなもんでしょう(^^;)サイクルキャリアを使わず前後輪も外さず、そのまま斜めに積載、タイダウンベルトなどを使って固定する方法だと2台積みも可能と思われます。ただタイダウンベルトを引っ掛けるフックなどの取付、安定性、自転車へのダメージを考慮するとサイクルキャリアを使った方が良いような気がします。楽に積みたいなら軽商用1BOXか、より大きい普通車1BOXですね。積めそうで意外と積めないのは衝突安全性を考慮したダッシュパネルの大きさが災いしているようです。
※番外編 スズキ スペーシア インプレ
天地方向の開放感が素晴らしく身長184cmの私にとってルームミラーが視界に入らない点は◎。まるでマイクロバス感覚、乗り降りもし易い。死角が少なく見切りも良い。車内は広く大男4人乗車でも余裕です。乗心地は堅めですがリヤサスの突き上げはワゴンRよりも少ない感じ。S-ene-Chargeのアシストは自然な感じで違和感が少なく信号待ちからのエンジンスタートもセルモーターが回らないので静かでスムーズ。驚いたのが操縦性、エコタイヤの割に足回りは良く粘り、そこそこ走れてしまいます。ステアフィールは高速域まで自然でニュートラル、回頭性も素晴らしくボディの剛性感が高く安定感があります。ただハイトワゴン故、若干、横風に弱いのは仕方が無いですね。燃費は市街地で15~18km/ℓ、郊外20~23km/ℓ、高速道路で100km/h以下だと20km/ℓ以上は走ります。 昔の軽自動車のイメージで乗ると良い意味で裏切られる車ですね。